株価は最大44倍に!?中国株バブルが弾けたその後の株価は・・・



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こんにちは、夢幻です。

10月第2週(10/7~10/11日)の相場は特に波乱もなく小康相場となり、日経平均株価は先週末比970円高の39605円まで上昇。

気なる衆議院解散の行方ですが、9日に行われた本会議で衆議院が解散され、15日公示、27日の投開票が確定しました。

ここまでは政治の行方も波乱もなく相場は再度40000円を復帰し、一段高を目指す展開も見てて来ました。

衆議院選挙の投開票までは約2週間ほど時間があるので、ここからの相場は選挙の行方を見定めつつ基本はしばし静観となり、大きな動きは起きにくいかと思います。

さて、前回、ちょっとタイムリーな銘柄群として取り上げた中国株関連(ETF)銘柄ですが、先週に引き続き大変なことになっています・・・

最も、凄い動きをしているのが

『One ETF 南方 中国A株 CSI500』(証券コード:2553)

で先々週末の1599円から、先週末22400円と1週間足らずで株価は14倍になっていたのですが、

その後、

月曜日もストップ高継続、22400円→42400円まで上昇

火曜日も一時70400円まで上昇(この時点で約44倍達成)

しかし、そこから下落開始し株価は大暴落し、火曜日の終値は35400円

水曜日、35400円→19500円まで下落

木曜日、19500円→15500円まで下落

金曜日、15500円→3765円まで下落

とこんな感じで、先週末比で株価は1/6にまで下落(暴落率83%)、最高値の70400円からはなんと約1/19の下落です(暴落率95%)

先週末比の1599円と比べるとそれでも2倍以上の株価なので長期保有組はまだこの仕手化は恩恵があった形ですが、途中で高値掴みしたら大変な事になっていたと思います。

これらの中国株ETFはスルー推奨としましたが、まさに”触らぬ神に祟りなし”だったと言えそう。

先週取り上げた他の銘柄たちも合わせてまとめてみるとこんな感じです。

・上場インデックスファンド中国A株(パンダ)E Fund CSI300 (1322)
先々週末8395円→先週末14450円(+72%)→今週末8631円(-40%)

・NEXT FUNDS ChinaAMC・中国株式・上証50連動型上場投信 (1309)
先々週末42000円→先週末72200円(+72%)→今週末40570円(-43%)

・グローバルX チャイナEV&バッテリー ETF (2254)
先々週末801円→先週末1006円(+25%)→今週末859円(-15%)

・MAXIS HuaAn中国株式(上海180A株)上場投信(2530)
先々週末13905円→先週末71000円(+410%)→今週末31040円(※ストップ安)(-43%)

・iFreeETF 中国科創板50(STAR50) (2628)
先々週末1710円→先週末4695円(+157%)→今週末2500円(-47%)

・iFreeETF 中国グレーターベイエリア・イノベーション100(GBA100) (2629)
先々週末2668円→先週末6510円(+144%)→今週末4010円(※ストップ安)(-38%)

・One ETF 南方 中国A株 CSI500(2553)
先々週末1599円→先週末22400円(+1300%)→今週末3765円(-83%)

まだストップ安で底値が見えない銘柄もありますが、いずれもまだ高騰前の水準よりはまだ値を保っている印象です。

さて、これらの中国バブルともいえる値動きの発端は、中国政府が発表した景気刺激策(金融緩和や巨額の株価流動性支援など)なのですが、その後、中国の証券会社には新規の口座開設が殺到し、中国ではレバレッジが10倍まで可能と非常に緩く、短期的なバブル相場になりやすいようです。

10年前にも同じように中国バブルが訪れた事があったようですが、やはりその後の暴落もすさまじかった様です。

また、12日に中国の財務大臣が景気刺激策の内容として特別国債を発行して大手国有銀行に資本注入し、銀行の健全性を高める事を発表しました。

これを受けて再度中国株が盛り上がり、上記の中国株ETFも買われるのか、それとも一過性のものとなるのか・・・

是非、参考事例としてこれらの銘柄の値動きを確認しておいてください。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。