新株予約権で格安で新株ゲット、トレード利益の上乗せなるか!?



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こんにちは、夢幻です。

10月第4週(10/21~10/25日)の相場は緩やかな下降相場で先週末比1067円安の37913円で引けました。

週末27日は衆議院の解散総選挙がありますが、選挙前をふまえても相場は明らかに弱いです。

気になるのは、衆議院解散以降の一貫した下落基調と陰線の多さです。

特に、陰線の長さがマチマチというのが良くなくて、陰線の長さが拡大傾向ならばどこかで下げきる事が多いのですが、このようにバケツリレーのようにズルズルと下がるパターンはなかなか下げ止まりが見えません。

目先の分水嶺としては、選挙で与党(自公)が過半数割れか否かというところで、半数を割れた場合を見越してリスク回避の売りが出ているという感じでしょうか。

いずれにしても週明けに結果が出る事と思います。

さて、前回に続きメタプラネット(証券コード:3350)の新株予約権(ライツ)をゲットしたお話の続き。

おさらいですが

・9月5日(権利付最終日は9月3日)の株主に新株予約権を割り当てる
・割り当ては1株につき1個、つまり1:1で割り当てられる
・この新株予約権があれば、1個につき1株555円で購入できる
・新株予約権の権利は行使しても、しなくても良いが指定の期日(2024/10/15)までに行使しなければ、権利は会社側に移る

とこんな条件です。

良くある例だと、たまたまシステムトレードで保有していた株の優待や配当をゲットする事はあると思いますが、新株予約権を貰える事ってなかなかレアなのではないかと思います(少なくとも私は初めてです)

シストレで買い付けた9月上旬のメタプラネットは1100円付近で株価が推移しており、新株予約権が1個につき1株555円ですから、この新株予約権は1個あたり数百円程度の価値があると思われます。

システムトレードでは権利落ち日も”保有継続”なのですが、この新株予約権の権利付き最終日を跨ぎ、権利を獲得すると、相当(数百円)の株価下落が起きてしまうため、持ち越しの判断は難しいです。

仮に持ち越して新株予約権の取得をする場合は、その行使した株価の売却益も計算に入れて、このトレードの成果を測る必要が出てきます。

さて私は、9月3日の権利付き最終日をシストレのルール通り持ち越しました。

この日の終値は1110円でちょうど新株予約権の行使価格555円の2倍の株価でした。

仮に、新株予約権が全株行使された場合の理論株価は(1110円+555円)÷2=832.5円になります。

さて、実際の権利落ち後の9月4日は売り気配からスタートしたものの、ストップ安とはならず、前日終値から165円安の始値945円でスタートして終値は990円となりました。

権利落ちの株価下落は理論値(行使率100%)だと277.5円なので、165円の値下がりという事は約60%の権利行使を想定しているという見方も出来るかと思います。

さて、持ち越したメタプラネットの株数は900株でしたが、この現物はその後ルール通りに決済しました。(損益は結構なマイナスでした)

そして、獲得した新株予約権1個当たりに支払ったコストは165円(権利日の株価下落分)となり、追加で1株あたり555円の支払いをする必要があるため、新株の獲得コストは165+555=720円となります。

この取得コストから新株取得し売却した際の株価の差分がプラスなら利益上乗せになるという算段です。

直後の株価は900円台ですから、すぐにでも新株を得て売却したいところですが、問題はこの新株の取得に1か月程度の時間がかかる事で、最悪のケースは新株取得時の取得コストの720円を下回ってしまう事です。

これだけは何とか避けたい所ですが、如何せん新株発行の手続きの書類が届かない事にはやりようがありません。

たまたま、メタプラネットの社長のSNSアカウントがあったので、状況を見ていたら、9月18日に「新株予約権の通知書兼行使書を本日発送した」との発信を確認出来ました。

この日のメタプラネットの株価は1032円で、9月4日以降も1000円前後で安定して株価は推移していました。

上のチャートは権利落ち前後のメタプラネットの株価の推移です。
(オレンジ→新株のIRリリース、緑→権利落ち最終日、黄色→新株予約権の書類発送、赤→私の手元に書類が届いた日)

そして、手続きをしてみて分かった事が書類が届くのにかかる日数に結構な差があり驚きました。

新株の交付は新株発行の手続きが済んだ順のようで、書類が早く届いた方が結果的に早く新株を取得する事が出来て、有利と言えます。

その後もSNSで情報を集めていると、一番早い人で9月20日で私は9月25日に届きましたが、私は平均的で私の数日あとに書類が届いた人も居ました。

一番早い人と遅い人の差はおおよそ”1週間”です。

当然、新株を取得した人は、直後に利益を確定する人も一定数いると思われるので、相応の売り圧が発生します。

よって、この数日の差は結構大きいです。

私は9月25日に書類が到着して、その日のうちに900株×555円=499500円をメタプラネットの指定の口座に送金。

手続きは、新株申し込みの必要書類と、送金の明細を証券会社に送りますが、このあたりの手続きは、証券会社の”お知らせ”ページに案内があり、比較的簡単に行う事が出来ました。

また、証券会社の”返信ラベル”を使えば無料で送付出来ますが、中には早く新株を取得するために速達を使った投資家の方もいたようです。

私は、証券会社のラベルを使って、書類をまとめ、最寄りの郵便局のポストに朝一で投函して、新株の取得を待ちました。

さて、新株取得時までに株価は値を保つ事は出来るのか!?

次回に続きます。お楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。