システムトレーダーの億トレまでのシナリオ



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こんにちは。紫苑です。

 

システムトレードは期待値が著しくプラスに偏ったギャンブル的だというお話をしてきました。

 

前回のエントリーを読んで、否定的に思われたかも知れませんが、わざわざ負の側面を書いたのには理由があります。

 

・システムトレードのメリットはフェアトレードの皆さんが散々説明している

・資産規模が大きくなるとデメリットをより強く意識する必要がある

 

システムトレードは、期待値が事前に計算できるのは、トレード手法としては極めてまれで上質であることは変わりありません。

 

このシステムトレードのギャンブル的な要素のメリット・デメリットをうまく使うことを考えると、資産規模に応じた最適な戦略が導き出すことができます。

 

システムトレードなら数百万から億を作ること、可能か不可能かと言われれば可能です(私が実証済み)。

私はもともとトレードの才能はありませんから、天賦の才がなくてもトレードで億を作れる(作れた)というのは夢があります。

 

可能は可能なのですが、ただ、一方でこんな現実もあります。

 

システムトレードの平均利回りは2030%だと言われていますので、

(私の20年弱の平均利回りは3035%

500万スタート入金なしで年利20%だと1億オーバーまで17年かかります。

実際は多少の入金もするでしょうから、資産が1000万を超えるまでは年間50万入金する(*)と、1億オーバーまで15年です。

 

*「1000万を超えるまで入金する」

資産規模が大きくなるに従い、入金の意味が相対的に小さくなる。1000万以上になると50万程度の入金はあまり影響がなくなる。

(あなたもエクセルなどで実際に計算してみてください)

 

ちなみに年利を10%まで落とすと、入金なしなら32年かかります。

 

30歳でシステムトレードと出会って、1億オーバーが47歳。

控えめに運用して利回り10%だと62歳です。

 

やれやれやっと目標の億トレになったぞ。

そこから使うとなると、今度は年齢的(体力的)に好きなことができないかもしれません。

 

仮に自由になるお金が100万円あるとして、

その100万から有意義なことや楽しいことを引き出す能力は、(私はまだ経験していませんが)ある年齢を境に、あるいは病気を境に急激に衰えるはずです。

 

若いうち、元気なうちに、トレードからの利益を実生活で享受するには、

目標金額を下げて少なくとも利益の分は早めに使うことを考えるか、利回りを上げるかの2択になります。

 

目標金額は個人の問題なので私が議論をしても仕方ありません。

ここでは「利回りを上げる」という点について、私の実体験も含めてお話しようと思います。

 

ここから先は次回に。

(来週は本業多忙につきお休みします)

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量