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From:田村祐一
2024年ももう残り2か月を切りました。
少し暇な時間があったので、
久しぶりに2024年の成績を集計してみました。
なんとなく利益が出ているのは把握していましたが、
実際の数字はどうだかわからなかったので。
まず、私の2024年10月末までの成績を見ると、
【26%】と言う数字でした。
まずまずといった成績でしょうか。
多分、システムトレーダーの人は、
多少の前後はあるでしょうが、
概ね10%~35%程度の利回りなんじゃないでしょうか。
自分は比較的順張りが大好きな人間なので、
その順張りが機能してくれたことが大きな要因ですね。
システムトレードでは、さまざまな戦略を組み合わせているのですが、
どの売買ルールが機能して、どのルールが機能していないかは
ほとんど把握していなかったので棚卸ししてみました。
機能した売買ルールを以下に挙げると、
・順張り
・押し目買い
・暴落時逆張り
上記3つがかなり機能してくれました。
年初は、好調な日本株市場の上昇によって、
順張りが本当に機能してくれました。
年後半にかけては、前半で稼いだ利益を少し吐き出しましたが、
それでもおつりがだいぶ来る感じでした。
順張りが稼いだ脇で、押し目買いもちょこちょこシグナルが発生し、
大半が買い付け後に反発してくれたので、こちらも好調でした。
やはり、上昇相場での押し目買いは本当に強いですね。
順張りと押し目買い戦略で利益の大半を稼いでいます。
そして、年後半は暴落相場が相場があったので、
暴落相場に特化した逆張り戦略は利益が出ています。
一方で、機能しなかったルールとしては、
・デイトレ戦略(売り&買い)
・逆張り戦略
・空売りスイング戦略
の3つは苦戦している感じでした。
デイトレ戦略は、買いと売りともに振るわなかったです。
特にデイトレ空売りは、上昇相場が強い1年だったので、
シグナルが出たら、そのたびに踏み合いやすく、苦しかったですね。
デイトレ買いも、上昇相場だったのでチャンスと言えばチャンスですが、
シグナルがそもそも出にくく、出でも約定しない時期が続きました。
大きく負けたわけではないですが、苦戦しましたね。
逆張り戦略は、暴落相場が発生したタイミングで損失が出ていますね。
その分、暴落時逆張りが損失を補って利益が出ているので
そこまで深刻な問題ではありませんでしたが。
逆張り戦略と言う性質上、
暴落相場は負けてしまいますね。
最後に、空売りスイング戦略ですが、
ここ数か月の微妙な相場でトレードが発生していますが、
株式市場がそこまで下がらずに、
微妙に反発するので、負けが出ている感じですね。
本格的な下落相場が来れば強い戦略ですが、
今はまだダマシにあっていると言った感じでしょう。
機能したルールと機能しなかったルールは上記に記載しましたが、
1つ勘違いしてほしくないことがあります。
それは、機能した3つの売買ルールを
今から入れたほうが良いということではありません。
あくまでも、2024年1月~10月までの成績であり、
11月以降の成績でも同様に機能するわけではありません。
重要なのは、どのような相場が来ても、
トータルで勝つことができる仕組みを作ることです。
今年機能しなかったルールも
来年にはむしろけん引する売買ルールになるかもしれません。
そして、今年機能した売買ルールでも、
来年には足を引っ張るルールになっているかもしれません。
相場状況によって、機能する売買ルールは刻々と変化します。
どのような相場が到来しても、
機能した売買ルールの利益で、
機能しなかった売買ルールの損失を補填できて、
トータルで利益を出せることが安定して勝つ仕組みです。
そういう意味では、今のところ自分の運用体制は、
うまく機能していると言えそうです。
みなさんのシステムトレードの成績はどうでしょうか。
おそらく、多くのシステムトレーダーは、
今年は利益を出せて終えることができるのではないでしょうか。
田村祐一
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