IPO銘柄を仕込むべきタイミングとは?



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From:田村祐一

年末と言えば、株式市場が上がりやすい傾向があり、
これから株式市場が盛り上がってほしいところですね。

そして、11月後半から12月はIPOラッシュです。

みなさんも、IPOの獲得に力を入れているかもしれません。

私自身もそこまで本気で取りに行ってるわけではないのですが、
セカンダリーも含めてチェックは欠かさないようにしています。

そんなところで、私の中で、11月後半に
1銘柄気になる銘柄が出てきました。

その銘柄とは、「ガーデン(274A)」です。

この会社は、家系ラーメンの『壱角家』や
『山下本気うどん』を展開する飲食系の企業です。

M&Aで積極的に事業拡大を進めており、
東証スタンダードに上場予定です。

まずはじめにお伝えしたいのは、

【この銘柄をIPO推奨しているわけではない】

という点です。

これだけはまず先にはっきりと明言しておきます。

そもそも、この銘柄の当選発表日が「13日」なので、
このメールマガジンが配信されている段階でIPO獲得は無理ですね。

さて、なんで抽選期間もすぎた銘柄をわざわざ
メールマガジンで取り上げているかというと、

上場後に投資チャンスがあると考えているからです。

この銘柄の想定価格は「3100円」です。

業績と照らし合わせて、この価格を見ていくと、
そこまで割安に感じる水準ではなく、
どちらかというと強気な価格と言えます。

市場からの吸収金額が約60億円ということもあり、
IPOで仮に当選したとしても、大きな株価上昇はなさそうです。

株式市場の具合にもよりますが、
公募割れもあるのかなーと感じています。

こればっかりは、上場してみないとわからないのですが、
私自身としてはこれに上場直後は売り圧力が厳しいのかなと思っています。

仮に想定通り、上場直後に売りが強く、
初値から株価が下落トレンドを形成した場合に、
投資チャンスがあると思っています。

飲食系の企業は、上場半年前後に
「株主優待」を発表するケースが非常に多いです。

なぜ半年前後かというと、上場から半年までは
大株主に株の売却制限がかかっているからです。

半年たってようやく大株主は売却できるのですが、
その時に、株価が大きく下落していたら、

残念な価格で株を売らなければなりません。

そもそも大株主とは基本的に創業者(社長)です。

安く株を売りたいはずがありませんし、
売り場合には何としても株価を上げてから売りたいものです。

そこで、登場するのが「株主優待」の新設です。

株主優待の新設を発表すれば、
優待好きの投資家が購入するので、
株価を吊り上げることができるのです。

この銘柄が、上場直後に株価が上昇を続けていた場合には、
優待を新設したとしても、優待利回りが相対的に低くなるのでインパクトは小さいです。

しかし、上場から株価が調整していた場合には、
優待利回りは相対的に高くなることから、インパクトは大きくなります。

よって、この銘柄が、公募割れしたり、
初値から大きく値を下げた場合には、

半年後の優待新設前の仕込みチャンスとなると考えています。

基本的に初値から売られ続けている銘柄は、
売りができるまでだいたい3ヵ月程度かかります。

よって、1月後半から2月が仕込み時になりそうです。

この銘柄の優待は結構使いやすく、

ラーメン、ステーキ、うどん、すたどん
などが食べられるクーポンになると思います。

首都圏に店舗を厚く展開しているので、
優待銘柄として人気化する可能性が高いです。

よって、上場直後は微妙な株価推移でも、
半年以降は良いトレンドに変化する可能性が高いと考えています。

上場直後はそこまで注目していませんが、
上場3か月目以降は私の中で要注目です。

IPOというと上場直後にみんなに注目されますが、
上場してから時間が少したつと放置されます。

そのタイミングを狙うことでチャンスとなるケースが結構あります。

IPO銘柄は、上場直後だけが旬ではありません。

ぜひ、みなさんもIPO銘柄の上場3か月後くらいの銘柄に
注目してみてください。

意外に株価が安くなってて、
良い銘柄が眠っているかもしれません。

田村祐一

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