ゲームのルールが変わった



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こんにちは、紫苑です。

今回のシリーズの中で

「検証結果を確定的と見なして良いのは、相場というゲームのルールが変わらないことが前提」

というお話をしました。

日銀の介入で外部環境が変わり、それまでメインストラテジーだったデイトレ空売りが機能しにくくなり、大きなDDの誘因となった苦い経験があります。

それ以来、外部要因の変化には敏感になっています。

ところで、11月からゲームのルールが変わったのにお気づきでしょうか。

1.引けの時間が3時半になった
2.引け値は板寄せになった(15時25分~30分は板寄せをする)

1はおそらく価格形成にそれほど影響がないでしょう(と、私は考えています)。

問題は2の板寄せによる引け値形成です。

現状の先物の15時10分~15分のような板寄せを個別株でもしています。
今までと異なる引け値形成なので、価格が歪む可能性は否定できません。

認知バイアス(そのように見ようとしているからそう見える)かもしれませんが、歪んでいるように思えます。

さらに問題なのが決算です。

今までの決算発表は、一部の銘柄を除き、場が引けて15時過ぎに発表されていました。

ザラ場が15時半まで延長されるのなら、決算も15時半過ぎに発表されると思われるところですが、15時のままザラ場中に発表される銘柄もちらほら、中には11時発表などという銘柄もありました。

余談ですが、場中の決算は、反応できるトレーダーとできないトレーダーがいるので、あるいはアルゴが勝手に反応するので、不公平に思います。

ただ、いくら不公平だと言ったところで変わりようもないので仕方ありません。

決算は数%動くことはザラです。

これに強い影響を受けそうなストラテジーがデイトレです。

もともとデイトレは、平均損益率は1%、ボラの高い銘柄を対象に上手に作ってもせいぜい2%でしょう。

決算で数%も動かれれば、デイトレストラテジーの期待値など簡単に吹き飛んでしまいます。

もちろん決算がたまたま恒久的に手持ちのストラテジーにプラスに作用することもあるでしょう。

しかし、私たちは、決算の期待値は逆張りにあるのか順張りにあるのか、あるいはどの足の順張り/逆張りにあるのか、バックテストする術を持ち合わせていません(何となく日足に逆張りをした方が良いイメージはありますが)。

したがって、私は当日決算の銘柄はデイトレのシグナルが出てもエントリーしないことに決めました。

そもそもデイトレは資金を遊ばせないための枠埋めの要素もあったので、必死になってやるようなものでもないと考えています。

来週は本業が多忙のため、お休みします。

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量