短期的に株価が跳ね上がる銘柄の特徴を調べていたら意外なパターンが・・・



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こんにちは、夢幻です。

12月の最終週(12/2~12/6日)の相場はやや上昇
日経平均株価の先週末比は883円高の39091円となりました。

週末は日経先物の夜間相場も上昇している事から週明けの相場も上昇してスタートしそうです。

年末に向けて12月相場ぐらいは景気よく上げて欲しいものですね。

ところで、日々上昇している銘柄をチェックしていたら、ある2つのパターンに当てはまる事に気づきました。

1つ目のパターンは買収や資本提携を目的としたTOB(株式公開買い付け)です。

今年目立ったものとしては、コンビニ大手のセブン&アイホールディングスがカナダのコンビニエンスストア大手のアリマンタシォン・クシュタール社から買収提案を受けているとして大変話題になったかと思います。

直近で気になったものとしては、ウェルスナビ(7342)です。

11月29日に三菱UFJ銀行が完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表しました。

TOB価格は1950円で、これにより11月28日終値で1058円だった株価は一気にストップ高継続で1944円まで上昇しました。上昇率は約84%です。
(上のチャートはウェルスナビのTOB後の株価推移)

ウェルスナビはロボアド(ロボットアドバイザー)による資産運用自動化サービスとして一気に有名になり、今や預かり資産は1.3兆円となり業界トップのシェアを誇っています。

メガバンクによる金融サービスの買収や統合はこれからも進みそうですね。

もう一つは住信SBIネット銀行(7163)です。

こちらはまだ確定ではないのですが、11月27日にNTTドコモが買収に動いているという思惑が出て、11月27日終値2905円だった株価は現在3635円まで上昇。

上昇率は約25%です。

NTTドコモは元々、今年6月に金融事業への参入を発表していて、その候補が住信SBIネット銀行ではないかとの情報が一部週刊誌にて報じられたようです。

株価を見る限り、これらはかなり信憑性の高い情報として認知されているようですね。

こういった、TOBによる株価の変動は徐々に増えてきていて、これは東証が2022年にPBR1倍割れ企業に対して改善要望を打ち出したり、2023年に資本コストと株価を意識した経営の実現に向けた対応を要請している事が背景としてあるようです。

これにより、2023年のTOBの件数は79件(前年度比36%)
となっていて、
今年は更に上回りTOB件数は90件台に乗せるところだそうです。

今後も経営効率を高める事が求められて、TOBを中心とした買収や経営統合も盛んになっていくのでしょうね。

ところで、それでちょっと気になるのが、TOBされてTOB価格にサヤ寄せした銘柄が売買ルールに引っかかってしまう事です(汗)

当然ながら株価は殆ど動きませんから、こういった銘柄に仕掛けたところで、資金の無駄遣いになります。

しかも、テクニカル指標は殆ど変わらないままなので、結構連日同じストラテジーで引っかかったりします。

意外と気付かずにそのまま毎日発注しているシステムトレーダーもいるのではないでしょうか?

私はTOB対象となった銘柄かはある程度チェックしているので、気付いた時点で発注リストから外していてますが、リストに入っている銘柄がTOB銘柄かどうかを判別するのは結構難しいかもしれません。

傾向としては、同じストラテジーで連日同じ銘柄がピックアップされていたら要注意です。
それは既にTOB対象となっている銘柄かもしれません(笑)

次回は短期的に上昇するもう一つのパターンを紹介します。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。