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こんにちは。紫苑です。
10月から2ヶ月間、資産規模に応じた「資産」管理…というか、システムトレードの使い方・捉え方のお話をしてきました。
過去に経験したことのある相場でも、ストラテジーに穴が空いている(≒必要なパラメータが足りない)と大負けの可能性があります。
外部環境の変化(マクロの変化やルールの変更)で、知らず知らずのうちに過去に経験したことのない相場を張らされる可能性もあります。
どちらも私たちシステムトレーダーは事前には気づきにくいものです。
一方で、小さな資金のうちからストラテジーの穴やマクロの変化にビクついて消極的に相場を張っていたのでは、爆発的に資産を増やすのは難しいでしょう。
そこで、システムトレードで人生を変えることを目標にするなら(*)
少額のうちはギャンブル的要素の強い運用をして、
幸運にも資産を増やすことに成功した場合、
勝ち逃げ的に抑制的な運用に変えてしまおう、変えるのが妥当なのではないか
という趣旨がこのシリーズの要旨です。
*システムトレードで人生を変えることを目標にする
私はシステムトレードの目標が必ずしも人生を変えることである必要はないと思っています
これは、外部環境の変化への対応の仕方にも言えることです。
外部環境の変化がシステムトレードにどのような影響を与えるか、あるいは与えないのかを事前に正確に見積もることはできません。
見積もれないものは株価には影響しないとする
見積もれないなら一旦様子を見る
どちらも合理的な対応だと言えます。
ただし、どちらを選択しても、その選択肢の意味を自分で理解していなければなりません。
見積もれないなら株価に影響しない→ギャンブル的
見積もれないなら様子を見る→抑制的
こう書くと、抑制的な運用の方が高度で優越しているように思えますが、必ずしもそうとは言い切れません。
次回、具体例を挙げて説明します。
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