外部環境の変化にどう対応するか(具体例)



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メリークリスクリスマス♪(1日遅れ)

紫苑です。

 

外部環境が変化したとき、システムトレードにどのような影響を与えるか(与えないか)、通常は事前に見積もることはできません。

 

見積もれないものは株価には影響しないとしてそのまま運用し続けるのか

見積もれないなら停止するか少なくとも減額するなどして一旦様子を見るのか

 

どちらが正しいということはありません。

システムトレードのギャンブル性をどの程度許容するかということになるでしょう。

 

■黒田前日銀総裁のETFによる買い支え

TOPIXが前場引け値で前日比一定以上下げていると後場に買い支えに来ていました。日銀を引っ張り出す(出さない)ための引け値職人までいたとかいないとか。

 

おそらく影響はあったでしょう。

デイトレの空売りが機能しにくくなりました。荒い作りのデイトレ空売りなら、マイナスだったものもあるかもしれません。

→抑制的に運用するのが正解

 

 

FRBの極めて強い引き締め

FRBの利上げを織り込みに行った221月から長期金利が急騰、またFFレートも中立的金利水準のはるか上で推移するという極めて厳しい引き締めをしています。

 

通常であれば株を買って良いマクロ環境ではなく、高値をビュンビュン切り上げていくような相場は考えにくい状況です。

*サイクル投資になるので、詳しくは別の機会にお話しします。

私は特にトレンドフォローは機能しない(高値更新したあたりは絶好の売り場になるだろう)と考えて、トレンドフォローはほぼゼロまで削りました。

 

実際は生成AIという金利を超越するトレンドのお陰で、高金利下でも米国株は高値を更新しました。

日本株も今年はトレンドフォローが機能したと聞きます。

→積極的に運用するのが正解

 

■クロージングオークションと決算

東証のルールの変更と予想されるシステムトレードへの影響については以前にお話したとおりです。

*参考記事:「ゲームのルールが変わった」(1127日)

→影響についてはまだ結論が出ていません

 

このように、抑制的な運用が良いパフォーマンスをもたらすとは限りません。

前回、「抑制的な運用の方が高度で優越しているとは言い切ない」と書いたのはこのような理由です。

 

未来のことはわからないのですから、あとはトレーダー一人ひとりの「決め」、どんなトレードをしたら納得できるかということになるでしょう。

 

さて、今年の私の配信はこれで終わりです。

 

今年の相場、あと数日残ってはいますが、あなたの成績はいかがだったでしょうか。

私は核戦争でも起きない限り、例年通りの利回り程度は出せそうです。

 

今年は年末年始の休場が長いですから、今年のストラテジーごとの成績の振り返りを中心に、久しぶりに本腰を入れて検証しようと思っています。

 

私の次回の配信は115日を予定しています。

良いお年をお迎えください。

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量