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日経平均が急落⚠️
1/14、日経平均は前日比で716円も下がり、大幅安となりました。
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大幅安となった主な原因は3つ。
Good news is bad news
1つが先週末に発表されたアメリカの雇用統計です。
本来なら雇用統計が強い=失業率が低いのは良いことです。
しかし、株式市場はFRBの利下げを織り込んでいたので、利下げ期待が遠のいたことで株価が下がったのでしょう。
金利は株式市場にとっては「重力」のようなもので、金利が高いと株価を押し下げる力が働きます。
なぜかというと、金利が高いと国債利回りや預金金利などが上がり「リスクを取らなくても受け取れる収入」が増えるからです。
いま、米国の短期金利は4%を超えていますが、リスクを取らなくても4%のリターンが得られるなら、わざわざ予想PER25倍(目先の予想リターン4%)の株なんて買ってリスクを取らなくても良いよね、となるわけです。
とはいえ、雇用統計が良いということは、景気そのものは良いあらわれですから、暴落につながるような内容ではないと思います。嵐が去ればケロッと反発する気がします。
バイデン政権によるトランプいびり
2つ目が、バイデン政権が1/13に公表した半導体規制です。
貿易対象国を3つのティアに分けて、先端半導体を輸出できる数量をランク分けしていました。最も自由に輸入できるティア1は日本を含み18カ国で、逆に最も規制がきついティア3が中国やロシアなど22カ国が。それ以外の中間的な国(インドなど120カ国)はティア2です。
今まで以上に先端半導体の規制が強かったことから、米国株市場ではエヌビディア株が大幅安となる局面も見られました。
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日本株にもこの動きは波及し、アドバンテストの株価は前日比9%も下がりました。
ちなみに、この半導体規制の動きに対して、エヌビディアは手厳しく批判しています。
半導体規制の影響で、中国企業が自前のエコシステムを作ってしまえば、それこそ脅威になります。この手の規制は中国にとっての「進化圧」になりますから、悪手なのではないかという考え方ですね。
個人的には「バイデン政権によるトランプいびり」にも見えるなーと感じていますし、それこそティア2に該当する120カ国が、中国産のAI半導体を買うようになってデータセンターを実装するようになったら、それこそ脅威なんじゃないかと思います。
とはいえ、トランプ大統領が就任してから早々に是正されそうですから、あまり心配しなくても良いんじゃないかなーと今のところは楽観しています👀
日本銀行による利上げ
3つ目が、日本銀行による利上げ懸念です。
1/14、日銀の氷見野(ひみの)副総裁が、次の政策決定会合で利上げについて議論すると述べました。
利上げといえば去年8月の植田ショックが記憶に新しいですが、足元の状況を見る限り、すでに長期金利も上がり始めていて、債券市場でも利上げが織り込まれてきています。
仮に利上げを発表したとして、ちょっと下がるくらいのことはありそうですが、ショック安につながるほどの悪材料にはならない気がしています。
日経平均株価の想定レンジ
ここ10年の経験上では、日経平均は予想PERが13〜17倍のレンジで推移しています。
グラフにすると、こんな感じになります:
![](https://sys-tatsu.com/investmentnews/wp/wp-content/uploads/2025/01/image2-1024x724.png)
(チャート:TradingView)
現時点の想定レンジは32000〜42000円くらいで、今の日経平均株価は「中間よりやや高いくらい」と捉えています。
足元の株安材料も長引きそうな感じはしませんし、日経平均株価も高すぎる水準というわけでもないので、平均より良い株を、平均より安く買う、という基本さえ守っていれば、手堅い成績になると思います。
いま気になる株
ポテトチップスのメーカーであるカルビー(2229)が急落しています。
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食料品株といえばディフェンシブですが、ここ半年ほど、株価が低迷しています。
業績が悪いのか?というとそんなこともなく、11/1には上方修正を発表しています。
ちなみに、カルビーという社名はカルシウムの「カル」とビタミンB1の「ビー」を合わせてカルビーなのだそうです。
元々は松尾糧食工業という会社だったんですが、カルビーの方が馴染みやすいですね。
創業当初の主力商品はかっぱえびせん。確かにカルシウムがたっぷり入っていそう👀
足元の株価下落でだいぶ安くなってきていて、予想PERが久しぶりに20倍を割れました。
ポテト系スナックはシェア73.1%と圧倒的な同社ですが、安く買うチャンスかもしれませんね。
– 中原良太
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