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From:田村祐一
日銀の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.25%から
0.5%に引き上げることが決まりました。
ゼロ金利政策の解除から金利が徐々に上がってきています。
一般的に「金利」と「株価」の関係は、シーソーと言われています。
金利が下がると株価は上昇し、
金利が上がると株価は下落すると言われています。
理屈的にはそうなんですが、
今回の場合はそうはならないと考えます。
現在は企業業績が非常に良好で、多少金利が上昇したとしても、
資金の借り入れ需要は高く、景気は落ち込みにくいでしょう。
金利の上げ始めは、景気を冷やすリスクは小さく、
企業業績が好調なまま金利も上がり続ける状況が続くので、
シーソーの関係にはなりにくいです。
金利も上がり、物価も上がり、企業業績も上がる。
金利は低いまま、物価も上がらない、企業業績だけ堅調だった期間が長い
ちょっと前の日本では考えにくい展開がこれから起こりそうですね。
実際、24日の日本株市場は、金利が上がることが報道されても、
むしろ日経平均株価は上昇しています。
金利の上昇局面で追い風になる銘柄の代表格と言えば、
金融系の銘柄です。
銀行・保険業は金利の上昇によって、
利ザヤを稼ぎやすくなるので、業績拡大が期待できます。
ながらく、金融業は低金利で苦しい事業展開が続いていましたが、
これで少しは業績は上向く期待が持てますね。
特に、銀行は、業界再編が進んでおり、経費削減を強力に推し進め
収益力が高まっているので、
金利の上昇によって業績が一気に良くなる期待が持てます。
一方で、金利上昇がデメリットとなるのは、
不動産業ですね。
不動産の購入ではローンを組みますが、
そのローンの金利が上昇することで、
不動産の買い控えが起こるリスクが高くなります。
また、変動金利でローンを組んでいる人の月々の返済額が高くなるので、
貸し倒れリスクも高くなることには注意が必要です。
新規の購入が少なくなり、かつ貸し倒れリスクも高くなるので、
金利の上昇は不動産業にとっては嬉しくないニュースですね。
とは言え、まだ金利自体はそこまで上昇していないので影響は軽微ですが、
少なからず悪影響が出るのは間違いないでしょう。
また、新興企業も金利上昇は好ましくありません。
新興企業は、銀行等から借り入れを行い、
それを元手に事業拡大を目指します。
借り入れる際の金利が高くなるので、
資金調達コストが重くなり、
成長スピードの鈍化や、倒産リスクが高くなります。
ここ数年グロース市場が低迷しているのは、
金利上昇への懸念が影響している部分が大きいですね。
今はわずかな金利の上昇ですが、
今後は金利が上昇していく流れが明確化しました。
その恩恵を受けれる業種と、それがむしろ業績悪化につながる業種で
株価に明暗が分かれる可能性が高いでしょう。
今は、とりあえず銀行株に注目したいところですよね。
特に地銀は長らく株式市場から放置されていたので、
割安で、配当利回りも非常に高いので、
これから投資家の注目が集まりそうですね。
田村祐一
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