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こんにちは。紫苑です。
今週のメルマガは病室で書いています。
と言っても、重篤な病気や怪我ではなく、内視鏡下の1時間程度の手術でした。
手術も入院も人生初で、この歳になるまで大過なく過ごせたのは丈夫に生んでもらっていた母のお陰と感謝しています。
今日は運用益と健康について綴ってみようと思います。
1年前くらいになりますか、なかなか考えさせられる配信を聞きました。
とある凄腕の（主に）バリュー投資家さん。
治療して完治したかに見えたガンに、再発が見つかった直後のものです。
私はこの方とは直接の面識はありませんが、数年前からX（元ツイッター）でフォローしていました。
裁量で、銘柄をパクらせてもらったこともあります。
年齢は知らなかったのですが、配信で48歳（当時）とのこと。
私とさほど変わりません。
資産はおそらく10億以上はお持ちのはずですが、「もう使い切れないなぁ」と。
もっとも、この方は派手に使うタイプではなく、株式投資をスコアを増やすようなゲーム感覚でやり、さらに、妻子持ちだそうなので、家族に残すのでしょう。
それでも「何か良い使い道はありませんか」と配信で言っていたのが印象的でした。
私もいつ余命宣告を受けるような病気が見つかるかわかりませんし、
明日、交通事故か何かで突然死んでしまうかもしれません。
私たちトレーダーは稼ぐ能力には長けているのですが、
ところで、何のために稼いでいるのか、
あるいは、稼いだカネで何をするのかと尋ねられて、
明確に答えられる人はどのくらいいるでしょうか。
よくある答えが「老後のため」「念のため」。
理解はできます。ただ、それ【だけ】では、あまりに淋しすぎると思いませんか。
今を生きているのは何のためなのか。
人間がお金から楽しさを”引き出す”能力は
年齢を重ねるに従って、特に中年以降は急激に減少する
（「DIE with ZERO」より）
という「事実」を認識しておくのは重要なことだと思います。
年齢的に、私が目一杯遊べるのは年齢的にあと10年少々でしょう。
また、健康でないとこの10年も短くなってしまいますから、
ここ数年は健康にも時間と労力と意識を割くようにしています。
今回、手術のきっかけになった（正常でない部分が見つかった）のも、
人間ドックと内視鏡検査を受けたからでした。
私たちは資産を果てしなく増やすことに意識を集中しがちですが、
歳相応のバランス感覚を持つことも大事だと思います。
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紫苑
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