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From:田村祐一
先週から3月決算企業の決算発表が本格化し、
今週も約1600社の決算発表が予定されています。
第3四半期決算は、通期業績の4分の3時点の業績なので、
会社の通期業績予想に対して達成可能かどうかがおおよそ見えてきます。
通期業績予想が上方修正されることも多く、
上方修正後株価が急騰する銘柄も多いことが
第3四半期決算の特徴と言えます。
第3四半期決算で上方修正される可能性が高い銘柄を
簡単に見つける方法を今日はご紹介します。
第3四半期決算で上方修正される可能性が高い銘柄は、
会社の通期業績予想に対して第2四半期時点の進捗率が
「50%」を超えている銘柄がほとんどです。
進捗率が高ければ、会社の想定よりも利益が上がっていることから、
上方修正されやすいのは当然でしょう。
進捗率を簡単に見つけられるサイトを以下にご紹介しますね。
■IFIS株予報
https://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&sa=schedule
このサイトでは、決算スケジュールをカレンダーで掲載しており、
見たい日をクリックすると、その日に決算がある銘柄を一覧表示できます。
また、銘柄ごとに進捗率が記載されており、
簡単に進捗率の高い銘柄をリストアップすることができます。
そして、進捗率については、「並べ替え」で進捗率の高さ順に
ソートできるので、非常に便利です。
今回狙いたいのは、第3四半期決算を予定している銘柄で、
進捗率が高い銘柄なので、
上記サイトで、今週に第3四半期決算発表を予定している企業で
中間決算発表時点進捗率が「60%以上90%以下」
くらいの銘柄を見つけるのが良いでしょう。
下限を「60%以上」とした理由については、
一般的な企業は4回ある四半期を単純に4で割ると、
各四半期25%ずつ売上が上がってきます。
通期の半分の中間決算では「50%」が通常の進行と言えます。
よって、通常の進行よりも進捗率が高い、
「60%」以上の銘柄が上方修正される期待が持てる銘柄と考えました。
上限を「90%以下」とした理由は、
中間決算時点で進捗率が以上に高い銘柄は、
特殊要因で高い進捗率になっているケースが多いからです。
対象の銘柄が4四半期ごとにコンスタントに利益を上げるタイプではなく、
特定の四半期に1年の売上の大半を挙げる企業である。
特別利益の計上等で、その年だけ異常な利益があがっている。
などの特殊要因で進捗率が高くなっているケースが多いです。
90%以上の銘柄については、なぜ高い進捗率なのかを詳しく調べる必要があり、
難易度が高く、少し手間なので省いても良いと考えました。
「60%以上90%以下」の銘柄の中から、
業績が増収増益の銘柄で、株価が上昇トレンドを形成している
銘柄をピックアップすれば、大きな間違いは起きにくく、
決算発表時に上方修正され大きな株価上昇が期待できるでしょう。
また、進捗率が高い銘柄と言うのは、
会社予想よりも業績が伸びているという証であり、
来期以降の業績も堅調に推移する可能性が高く、
中長期でも安定した株価上昇が期待できる銘柄です。
そういう意味で進捗率が高い銘柄を探す作業は、
短期目線でも中期目線でも非常に有効な方法と言えます。
ちなみに、第3四半期決算発表後の銘柄については、
本決算発表を見据えて、進捗率の高い銘柄探しができます。
第3四半期決算時点で進捗率が「85%以上115%以下」くらいの銘柄をリストアップすれば、
本決算発表直前に上方修正される期待が持てる銘柄を先回りできます。
決算発表前後は、銘柄探しでやることが多いですね(笑
田村祐一
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田村 祐一



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