【速報】日経に売りサイン⚠️/NVDA決算/TSLA急落⚠️/メタプラS安/日経平均の見通しと注目株



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日経に売りサイン

 

日経平均に先行するフィラデルフィア半導体株指数が続落しています。

 

いよいよ52週線を本格的に下回りました。2022年に同指数が52週線を破れたときは、1年かけて45%も下がりました。

 

半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れない、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が悪くなると考えられます。

 

20232024年にかけて生成AIブームで急上昇していたので、その反動安となる可能性もあり心配です😰

 

NVDA決算

 

いよいよAIブーム大本命のエヌビディアの決算です。

 

強い決算が出てケロッと反発すれば良いですが、エヌビディアの決算がコケたらAIブームもいよいよ終わりそうです。要注目ですね👀

 

エヌビディアのチップを作っているTSMCは、121日に地震に被災していて、生産中だった一部のウエハーを廃棄しなければならなかったそうです。

 

一過性の出来事とはいえ、かなり期待されている会社なので、数字が悪いとドッと売りが膨らむ可能性もあって心配です。

 

2/27の朝には結果が分かると思いますが、この結果次第で、当面のSOXのトレンドが決まりそうです。ここでコケると3ヶ月くらい厳しい地合いになるかもですね😰

 

TSLA急落⚠️

 

2/25夜、イーロン・マスク率いるテスラ株が急落していました。

 

前週比で10%以上も下がっています。

 

欧州自動車工業会(ACEA)が発表した1月の新車販売台数によれば、テスラは前年同月比45%減の9945台だったのだそう。ぜんぜん売れてない😰

 

他のメーカーのEV販売は伸びているそうですが、テスラだけ一人負けしているみたいです。

 

ZACKS.comで調べたところ、TSLA112倍とかなり高いです。益回りに直すとTSLA0.9%です。

 

いま米国債の金利が4%を超えてます。テスラの株を買うということは「リスクをとって、米国債よりも目先の利回りを下げている」ことになります。

 

よほど成長に確信を持てないと買えない株価水準ですが、流石にヨーロッパでの販売不振は許してもらえなかったみたいです。

 

10年単位で長く持つつもりなら今回の急落は「そよ風」みたいなモンでしょうが、PERが高い株は短期的な利回りが低い傾向があるんで、決算サプライズでもない限りは買えないな〜と思います。

 

メタプラS

 

NISAの買い付けランキングで上位に入っていたメタプラネットがストップ安になっていました。あれま〜。

 

同社はビットコイン関連株として去年末から注目されていました。トランプ大統領が当選してから仮想通貨界隈が賑わいましたが、同社はビットコインの購入も発表していて、資金流入してました。

 

ある投資家さんが「ビットコインを自分で買っても課税がきついけど、株なら分離課税になるから有利」と教えてくれました。なんじゃそりゃ!と思いましたが、株価は上がってました。

 

時価総額1000億円とかあるのに10億そこらのビットコイン買うだけで何倍にも上がるんだから訳がわからなかったのですが、そろそろ限界かなあ。

 

僕はビットコインのことをほぼ何も知らないど素人なんですが、「ビットコインの底値=マイニングコスト」じゃないかなーとざっくり捉えています。純金とかだとそうやって判断するので。

 

1ビットコインを掘るのに必要なコストが、ビットコイン価格と連動する、という考え方ですな。

 

Googleで検索したところ、ビットコインのマイニングコストは2600028000ドルの間らしいですね。ビットコイン価格は89000ドルで、まだ高すぎる気がしています。

 

上記は拾いもののグラフですが、これがビットコインの「市場価格」と「マイニングコスト」を比較したものです。

 

見ればわかるように、ビットコイン価格の底は「マイニングコスト」近辺で底打つ傾向があります。

 

何十年も先の未来の話として、核融合発電などで「電気代がゼロになる」とか、量子コンピュータが実用化されて「マイニングコストが極端に落ちる」みたいなことが起きたら、ビットコインのマイニングコストもゼロに近づいて暴落する、みたいなこともあるんじゃないかなーと、素人ながらに怯えております。

 

2022年は、奇しくもビットコイン価格のピークが株価のピークにもなりましたね。足元ではビットコイン価格に勢いがなくなってきましたが、大丈夫か心配です。

 

ちなみに、同じ理屈で、足元でアゲアゲの純金にの算出コストについても調べてみました。

 

World Gold Councilが開示しているゴールドの算出コストは1オンスあたり1400ドルくらい。

 

対して今の純金価格は1オンスあたり2900ドルまで上がっています。大体2倍くらいですね。

 

ちなみに、2019年初めの純金価格は1300ドル/ozくらいで、当時の算出コストは900ドル/ozくらいでした。算出コストの1.5倍くらいの値付けですね。安くはないように見えますが、ビットコインと比べればだいぶマシな気がします。

 

市場価格 / 算出コストで倍率出して見れば、だいたい妥当な範囲がわかると思うけど、どうなんだろう?

 

日経平均株価の想定レンジ

 

ここ10年の経験上では、日経平均は予想PER1317倍のレンジで推移しています。

 

グラフにすると、こんな感じになります:

 

足元の想定レンジは3200042000円くらいです。

 

足元ではフィラデルフィア半導体株指数が崩れ、円高も進んでいます。SOX安と円高の同時進行はリーマン危機やチャイナ危機、クリスマス危機でも見られた強めの売り信号です。

 

2/26時点の日経平均株価は38135円で、想定レンジの中でも結構高い位置にあります。

 

センチメントが総悲観に傾いた場合、15%くらい下がる余地があるので要注意ですね。

 

指数が上がる感じもしないので、今の相場だったら「指数を買うより、個別株を買う方が面白そうだなー」と感じています👀

 

いま気になる株

 

決算絶好調!優良企業っぽいぞ!チャートもいい感じ!という会社を見つけたので紹介します。

 

今回、取り上げるのはダイフク(6383)です。

 

同社は物流システム・マテリアルハンドリング機器のトップメーカーです。

 

マテリアルハンドリングというのは物流や製造の現場でモノの移動や保管に関わる作業全般のことですね。

 

週足でみると去年の秋あたりに26週平均を超えてきており、需給も軽くなってきました。

 

予想PER22.5倍と指数と比べるとやや高いですが、盤石な事業基盤を持っているので「成長が硬いだろう」と期待されているのだと思います。

 

事業基盤も堅牢だと思うので、長期投資で買うのも良い銘柄じゃないかなーと思います👀

 

SOXが下がって売り信号が点灯するなど心配ですね。相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

 

追伸

 

今年3/6に新刊を出します!

 

チャート分析などのライトな内容も含みつつ、中長期投資で使えるファンダ分析の着眼点なども取り入れていますので、初心者の方でも、中上級者の方でも喜んでもらえるんじゃないかと👀

 

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中原良太

個人投資家・トレーダー。一児の父。18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」受賞。四季報オンラインで『カブ天気予報』を一年半連載。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。パズル大好き。妻と娘はもっと大好き。