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From:田村祐一
日経平均株価が3万7000円をわりこむ手前まで下落しています。
少し前まで4万円だったことを考えると、
直近の相場は雲行きが怪しくなってきていますね。
今後の推移については、ある程度見通しを立てておいたほうが良いですね。
日経平均株価は、2月中旬くらいには3万9500円台でしたが、
約2500円下がっている感じです。
下落率で言えば、半月で約6%です。
28日時点の5日移動平均線は3万9000円であり、
移動平均から約5%離れている感じです。
この水準を一言で言えば、【調整水準】ですね。
下げ幅で言うと2000円も下がっているので、
急落や暴落と表現したいところですが、
下落割合(%)で見るとあくまでも調整水準です。
あくまでも28日時点での話なので、今週以降にさらに下がれば急落、
暴落水準にまで発展するリスクはあるでしょう。
5日移動平均線との乖離が5%ではシステムトレード的に言うと
「押し目買い戦略」や「浅い逆張り戦略」でトレードが発生します。
実際金曜日時点でこれらの戦略でシグナルがたくさん出ており、
月曜日以降トレードされることになるでしょう。
これらの勝率は70%前後であり、
今は逆張り戦略の絶好のトレードチャンスと言えるでしょう。
また、勝率が70%と言うことは、言い換えると、
今週以降の相場が反発する確率が70%程度と言うことです。
現状では、反発する可能性が高く今は逆張りのチャンスではありますが
残り30%のことも事前に考えておかなければいけません。
仮に30%を引いた場合には、暴落相場に発展する可能性が高いです。
1年に一度発生するかしないかの小規模の暴落では、
移動平均から約10%程度日経平均株価が乖離するので、
具体的な数値で言えば、35000円まで一気に調整します。
上記の見通しをもとに、投資行動をしていく予定です。
少なからず暴落のリスクはあるので過度にリスクは取りませんが、
正しいリスクの取り方をすれば、今は間違いなくチャンスです。
システムトレードは、こういう相場が得意なので、
基本的に逆張り系の戦略で淡々とトレードしていくべきでしょう。
ファンダメンタル投資は、優良銘柄のみに厳選して、
それ以外の銘柄は手仕舞いする感じでしょうか。
ちょうど第3四半期決算が出て良い銘柄がありますが、
直近の調整で株価が下がっているので、
そのあたりの銘柄を仕込むにも最適なタイミングとも言えそうです。
株式投資では、0か100かみたいな投資行動をしていると、
勝ち続けることはできませんし、破滅に至ることもあります。
今の相場はたしかに不安な相場ではありますが、
過去の傾向から見れば、押し目買いのチャンスとも言えます。
暴落に発展する可能性があるので、しっかりそのリスクも考慮して、
チャンスを掴みにいくことで、他の投資家では得られないリターンを得られます。
備えあれば憂いなし。
備えあれば好機あり。
リスクの低減もリターンの獲得も今週は狙っていきます。
田村祐一
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田村 祐一



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