【速報】SOXL暴落⚠️/S&P500大幅下落/売り信号点灯中/日経平均の想定レンジ/NISAの買い増し方/いまの注目株



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どうも、中原良太です。

 

今日も、最近のニュースを踏まえた投資や投機のチャンスや、株に関するよくある疑問などにお答えしていきます。

 

SOXL暴落⚠️

 

トランプ大統領が日曜日のFOXニュースとのインタビューで「リセッションの可能性を否定しなかった!」ということで、週明け、米国株が崩れてました。

 

特に、SOXLの大幅下落がエグいですね。

         

 

SOXLと言えば半導体株に3倍レバレッジをかけたETFです。

 

レバレッジをかければリターンが増えそうなものですが、現実には「ハイリスク・ローリターン」で減価してしまうので個人的には好きになれません。

 

減価する原因は「下げのボラがデカすぎて取り返せなくなる」ことです。だから、買うとしたら、なるべく下落余地が小さいときに限定すべきだと思いますし、値上がりしたら段階的にガシガシ利益確定すべきだと思います。

 

ちなみに、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は月足で見ると「36カ月移動平均(=3年)」にヒットすると底打ちしたことが多いです。

 

シリコンサイクルが3〜4年周期なので、大体この「平均値」を下回ったあたりが買い場になりやすいということなんだと理解しています。3/10時点のSOXは4400ポイントなので、あと15%くらい下げ余地がありそうです👀

 

S&P500大幅下落

 

S&P500が遂に52週平均を割れて売り信号。

 

同指数は下落トレンド入りすると停滞しがちなので要注意です。

 

ウォール・ストリート・ジャーナルで確認したところ、S&P500指数の予想PERは21倍でした。益回りに直すと4.7%で、米国債の金利と大差ありません。「リスクを取る割に、旨みが小さ過ぎないか?」と心配です💦

 

過去10年ほど、S&P500は予想PER 15〜20倍で推移しています。

 

アメリカ株投資の鉄則は「バリュー・モメンタム」で、「割安で、勢いのあるところにつけ!」なんですよね。

 

S&P500はこの2つを両方とも満たしていません。割安感はないし、モメンタムも無くなってきているんで、結構大きく崩れるんじゃないかと心配しています。

 

このレンジが持続すると考えるなら、底打ちのメドは4000ポイントくらいと計算しました。

 

米国株が下がるたびに「買い増し!」というポストが増えますが、買い増しするには割高な気がするので、今は買い場というより売り場な気がしています👀

 

売り信号点灯中

 

日経平均の売り信号が継続して点灯しています。

 

この売り信号はリーマン危機、チャイナ危機、クリスマス危機、コロナ危機といった、大きな株価下落の前に繰り返し点灯しました。

 

売り信号は2つの要素があります。1つ目は日経平均に先行するフィラデルフィア半導体株指数の下落です。

 

52週線を本格的に下回りました。2022年に同指数が52週線を割れたときは、1年かけて45%も下がりました。

 

半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れない、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が悪くなると考えられます。

 

この手の下げは「勢いづき始める」と怖くてですね。下り坂をバウンドしながら落ちていくみたいなチャートになることが結構あるんで要注意です。

 

大底のメドは3800ポイントくらいだと考えています👀

 

2つ目の要素が、円高の進行です。

 

円高は売りシグナルとなることが多く、アメリカの景気が悪いと円高になるし、円高になると輸出企業の業績が停滞するしで、株価が下がるおそれがあります。

 

SOX安と円高がダブルで来ると強めの売り信号になるため、しばらく警戒しておいた方が良いかもしれません。

 

Xでポストを確認したのですが、2月末にはヒンデンブルグオーメンも点灯したようです。

 

ヒンデンブルグオーメンは数学者ジム・ミーカが考案したテクニカル分析指標で、点灯すると1ヶ月間は有効で、80%弱の確率で5%以上の下落が起きると言われています。

 

僕自身、厳密にバックテストしたことはありませんが、足元で売り信号が重なっているので、まだまだ下がるリスクに警戒しておきたいところです。

 

日経平均の想定レンジ

 

ここ10年の経験上では、日経平均は予想PERが13〜17倍のレンジで推移しています。

 

グラフにすると、こんな感じです:

 

想定レンジは時間と共に少しずつ上がっていて、3月時点で32500〜42500円です。

 

3/11時点の日経平均株価は36793円で、想定レンジから見てもやや安めです。

 

SOXが下がっていて、円高も進行していて、これらは短期的には売り信号です。「4000円くらい下がる余地がある」と思います。

 

一方、中長期的に見れば「安く買うチャンスだ」と捉えることもできるかと思います。

 

失敗しにくい買い増し方

 

3/11の日本株市場は荒れてましたね。日経平均も、一時1000円近く下がっていました。

 

日経平均の大幅下落でXでは”買い増し”がトレンドに入りましたが、ペース配分に気をつけたいですね。今が底だと決め打ちしてドカンと買うと暴落が来た時に死にます。

 

想定レンジ的にもあと4000円くらい下がありそうですから、ゆっくり買っていって、日経平均32000円あたりでほぼフルポジ、が理想かなあ👀

 

いまの注目株

 

業績が好調で、割安な銘柄を見つけたので紹介します。

 

今日、取り上げるのは日油(4403)です。

 

日油といえば、狙った分野で世界一を目指す「ニッチ・トップ」戦略の会社ですね。

 

元々は「日本油脂」という社名でしたが、日油に改めました。

 

名前の通り油化事業(石油化学工業)に力を置いています。過去10年の業績が次の通り:

 

コロナによる低迷があるものの、概ね右肩上がりに推移していますね。予想PERの推移が次の通り:

 

予想PERは12.5〜17.5倍くらいのレンジで推移していて、今は「やや安い」という印象です。

 

同社の予想ROEは12.7%で、11月には上方修正を発表していて足元は好調です。

 

平均以上の安さ、平均以上の資金効率、そして上方修正と勢いもあることから、結構面白いんじゃないかなーと思いました👀

 

足元では相場が下がっているし、売り信号も点灯していて不安です。

 

とはいえ、相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

 

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

 

– 中原良太

 

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中原良太

個人投資家・トレーダー。一児の父。18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」受賞。四季報オンラインで『カブ天気予報』を一年半連載。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。パズル大好き。妻と娘はもっと大好き。