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From:田村祐一
先週の日経平均株価は、11日に一時3万5987円13銭まで下落し、
その後反発し3万7000円台まで回復しました。
しかし、3万7000円前後で売り買いが交錯し、
引き続き不安定な相場展開が続いていますね。
先週のメールマガジンでは、
株式市場のある程度の見通しをお話ししましたが、
昨年8月以来の暴落相場に発展しましたね。
暴落規模で言えば、昨年の暴落は中程度の暴落であり、
今回は小規模の暴落だったと言えるでしょう。
「25%を引いて暴落相場に突入した場合には、
日経平均株価は3万6000円を割り込むまで一気に急落しそうですね。」
と先週書きましたが、見事?当たった感じですね。
これはあくまでたまたまであり、過去の暴落相場を分析すれば、
相場の底のおおよその見通しは立ちます。
11日に一気に3万6000円を割り込んだ後は、
急速に反発し3万7000円台まで回復しましたが、
その後反発の勢いは続かずに、
3万7000円前後でもみ合いが続いています。
ちょっと反発が弱い感じなので、
システムトレード的にもあまり美味しくはない展開ですね。
今週週初に大きく反発してくれれば利益となりそうですが、
そうでなくもみ合いが続けば、良くてもトントン、
運が悪いとちょっとの損で終わりそうな気配です。
損と言っても大きい損失ではなく、3%以内の軽微な損ですが。
さて、ここから相場がどうなるかですが、
基本的には反発が続くか、さらにもう一段下落するかの2択です。
一度暴落水準まで下落した際、その後の株価の動きは、
暴落後の反発相場が1か月程度続くか、
もう一段の急落(もしくは暴落)するパターンが多いです。
暴落後の反発相場となった場合は、その言葉通り、
短期的に強い上昇トレンドを形成し、
何を買っても儲かるというちょっとしたお祭り相場となります。
株価が急落している銘柄が多く、
それらがバーゲンセールとなっています。
ちょうど、今は3月の権利確定日間近と言うこともあり、
仮に今週反発期となった場合には、
投資家がこぞって仕込みをいれそうなので
結構強い反発が起こりそうですね。
かくいう私も、決算に絡んで気になっていた銘柄を
14日の段階で数銘柄押さえちゃいました。
一方で、もう一段の急落となるパターンですが、
これは2018年のクリスマス暴落に近い感じになるでしょうか。
2018年のクリスマス暴落では、2018年10月に一度暴落が発生し、
11月は少し反発したものの、その後12月に入り再度暴落相場となりました。
このケースになった場合には、日経平均株価は、
3万3000円まで一気に下がる感じでしょうか。
反発と再暴落ですが、確率?割合で言えば、
反発80%、再暴落20%と言った感じです。
基本的に反発する可能性が高いです。
とは言え、先週のように低い確率を引く可能性があるので過信は禁物ですね。
どっちになるかを予想するのではなく、
大事なのは、どっちに転んでも対応できるように、
自分の行動をあらかじめ決めておくことです。
相場の予想を私たちがする必要はありません。
というかそんなことをしても無駄だし、
その予想が自分の足を引っ張るからです。
相場に絶対はありません。
相場の予想に時間をかける前に、どっちに転んでも
・自分の損を最小に抑える
・掴めるチャンスはしっかり拾う
という動きができるように事前準備するべきです。
反発に備えて良い銘柄は少し仕込み、
再暴落に備えて、ダメな銘柄は早めの損切り、
これがしっかりできる投資家が、
こういう相場でも乗り切ることができる投資家といえます。
今週素直に反発してくれたらいいなと心から思っています。
そしたら、面倒くさいこと、難しいこと考えずに済むから(笑
素直に反発してくれー!!!!
田村祐一
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田村 祐一



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