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こんにちは。紫苑です。
2月20日に始まったアメリカ株の急落は、実に3週間近く続きました。
アメリカ株は世界中の資金を集めてずっと上昇をし続けてきましたから、「アメリカ株は上がるもの」という刷り込みのようなものがあったかも知れません。
あの下落は何だったのでしょうか。
トランプさんの関税やロシアウクライナの戦争が原因だったのでしょうか。
結論から言えば、
トランプさんがどうのこうのはただのきっかけにすぎず、
下落の本質は、
高くなりすぎたアメリカ株のバリュエーションの圧縮
だったと私は考えています。
下落が始まる前(2月19日)から今のところの最深部(3月13日)まで、
S&P500は10.1%の下落だった一方、同じ期間のTOPIXは3.8の下落に過ぎません。
また値幅だけでなく、3週目(3月10~14日)はアメリカが急落して返ってきても、日本株は下値サポートが効いているような概ね底堅い動きをしました。
この間のドル円の変化は149.6→147.8と2%程度の円高で、為替のサポートがなかったにも関わらず、です。
S&PのPERの25年平均は16~17倍、直近10年でも20倍程度ですが、急落直前は22~23倍まで買われていました。
トランプさんのいろいろで不確実性が増したことが下げに弾みをつけたことは否定しませんが、本質はこの高いPERの圧縮だと考えているのです。
*参考:一方のTOPIXのPERは15倍前後の(低空飛行で)安定しています
ただ、外部環境次第では、高いPERが正当化されることもあります。
例えば、上のPERのグラフで言えば、21年のような時期…低金利の緩和期です。
次回から、株価を構成する要素に分解して、上げ下げに影響を与える因子についてお話しします。
景気循環と金利の話になるのでシステムトレーダーには馴染の薄い内容で難しく感じられるかもしれません。
しかし、お付き合い頂ければ、最終的にはシステムトレードの理解がきっと深まることと思います。
※グラフの出典:Macro Micro
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紫苑
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量



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