REVOLUTIONの優待廃止の理由とは!?金券優待高利回り銘柄をチェック!



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こんにちは、夢幻です。

先週末はキーケットというキーボードの販売会に行ってきました。

今、キーボード自作の市場は盛り上がっており、なんと当日は2000人もの来場者が足を運んだようです。(前年比で2倍)

そして、注目されているキーボードは早々に完売する店舗もあったようですが、幸い私のお目当てのキーボードを幾つかゲットすることが出来ました(^O^)

それはそうと、先週紹介したREVOLUTIONの株主優待廃止の続きですが、かなり大変な事になってきています。

★優待開始から廃止までの流れ★
①2024年10月23日に株主優待の新設を発表。内容は2000株以上の株主に年間12万円の金券(QUOカードを配布)
→発表時の株価は428円なので年利換算で約14%と非常に高額の優待配布
→連続ストップ高で、一気に615円まで株価上昇(この株価で年利9.7%)

②道中の最高値は2024年11月21日の691円、その後は下げトレンドで翌2025年3月11日には195円まで下落

③2025年3月11日に株主優待の廃止を発表。
→株価は連続ストップ安で195円→一時95円まで下落。

この結果、優待を期待して株を買い付けた投資家は優待の権利も得られずじまいで、株価も大幅下落により大きな損失を被ることとなり、猛烈に批判の声が上がって大炎上しています。

この株主優待廃止の理由も、同日のリリースに書かれていて、想定外の大株主の株の売却により、当初到底していた優待の原資3.6億円から、11.9億円まで増えてしまった事によるもの。

これだけの優待を設定すればそれなりに株主が増えるのは予想できますが、当初は大株主が株を売却しない限りは増えないとされ、その売った大株主がREVOLUTIONの子会社(WeCapital)の関係者(役員)だったとの事。

では、なんで子会社の役員がそんなに株を保有しているのかというと、REVOLUTIONによるWeCapitalの子会社化は2024年8月30日に開示がされており、この際に株式の交換による買収(子会社化)を行っていたため、子会社の関係者に株が渡っていたそうです。

そして、REVOLUTIONとWeCapitalの関係者(大株主)の間では、株を中長期的に売却しないという口頭での合意があったそうですが、この保有方針に両者で齟齬が生じたため、WeCapitalの関係者が株を売却して、結果、買い手となった株主が急増した事により、優待を実施出来なくなったと説明しています。

この両者も今、トラブルとなっているようですが、結局の所、REVOLUTIONの見立てが甘かったわけで、株主としてはたまったものではないですね。

いったんこのREVOLUTIONの件はおいておいて、注意したいのが今後同じように優待廃止を行う企業が出てこないとも限らない事でしょう。

そこで、金券優待の高利回り銘柄をピックアップしてみました。

金券の優待利回り3%以上の銘柄一覧が上の画像です。

調べてみるとQUOカードの優待は少額であれば結構前から行っている企業はありますが、株価対策や株主増加を見込んで、高額(10000円以上)を行ったのは、2024年5月のグリーンエナジー&カンパニー(銘柄コード:1436)が最初だと思います。

グリーンエナジー&カンパニーは300株で15000円のQUOカードを年2回配布、合計で年間30000円の優待でした。

新設時の株価は1069円で、優待利回りは9.4%。その後株価はストップ高を経て2000円上昇、ピーク時は3000円弱まで株価上昇しますが、今は2400円程度で優待利回りは4%程度に落ち着いています。

初動で株価は約2倍になっており、今もその値をキープしており、かなり上手く言った事例と言えますね。

この成功例を見てか、翌月以降この手法が急激に増加しています。

この効果を見てか、2024年7月からは、
2024年7月・・・AIAIグループ(年間30000円)
2024年7月・・・ビーエイ(年間10000円)
2024年8月・・・AI CROSS(年間30000円)
2024年9月・・・ベストワンドットコム(年間10000円)
2024年9月・・・グランディーズ(年間30000円)

と1回10000円以上、年間合計1~3万円のQUOカード優待が登場し、問題のREVOLUTIONに続きます。

見ていただくとわかるのですが、REVOLUTIONはここで一桁上げて12万円という優待額に設定しているあたり、他社とは差別化してインパクトを持たせたかったという意図が汲み取れますね。

このため、REVOLUTIONは必要株数も多く2000株に設定されており、大株主が株を手放さずに浮動株が少なければ、当初の算段通りに株主の急増は抑えられたのかもしれません。

なお、上記は金券優待利回りが3%以上の銘柄をピックアップしていますが、このうち1回1万円以上の優待を配布する銘柄は13銘柄ありますが、

・ベストワンドットコム(7月)
・リビン・テクノロジーズ(3月・9月)
・ジーネクスト(3月)
・JPホールディングス(2月・8月)

については、優待がまだ未実施のため、優待が予定通り実施されるのか、業績なども注視しておく必要がありそうです。

その他の銘柄もいつ優待原資が確保出来なくなり同じような優待廃止になるやもしれませんので、優待目当ての方は期待しすぎないようにしましょう(笑)

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。