暴落対応の王道をシステムに落とし込む



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こんにちは。紫苑です。

 

先週、暴落を迎えて、既存ポジションの対応を変えたことをお話しました。

「理論的な裏付けがある」と書きましたが、今日はこの裏付けについてお話しします。

 

暴落に対応する方法は限られており、主に以下のような投資行動になります。

 

1.事前に売っておく

2.事前に売れなければ暴落初期で売り逃げる

3.売り逃げ遅れたらホールドする

(中長期目線なら暴落そのものにはそもそも対応する必要はない)

 

これをシステムトレードに落とし込んでみます。

 

1.事前に売っておく

 

暴落を事前に予測することはできないと思われるかも知れません。

確かに突発的なアクシデントは予測できませんし、暴落をピンポイントで事前に予測することは不可能です。

ただ、マクロから危険な局面であることはわかる場合があります。

しかしマクロをシステムトレードに取り入れるのは無理でしょう。

トレンドフォローを噴き値で決済するなどの事前の対応は可能かもしれませんが、微々たるものです。

 

押し目買いストラテジーを使っている以上、私たちは下げる過程でむしろポジションを増やしてしまいます。

王道から外れるのでこの点は問題だと思っています。

 

2.事前に売れなければ暴落初期で売り逃げる

 

相場のボラティリティや不確実性が高まったら、リスクを削減するのが投資の王道です。

訓練されたトレーダーは、少なくとも短期ポジションは下げが一定以上の水準になったら売ると決めている人も多いでしょう。

 

3.売り逃げ遅れたらホールドする

 

急落や暴落はショートカバーからの反発が必ずあるのはご存知のとおりです。

売り逃げ遅れたら下手に動かずにホールドして、相場がある程度戻ったら決済する(あるいは入れ替える)のが良いでしょう。

 

実は私が平時用ストラテジーと暴落用ストラテジーのスイッチでイメージしていたのは、「暴落初期での売り逃げ」だったのですが、

ただ、事前に決めていたポイントでは、売り逃げというにはあまりに暴落が深まりすぎていて、去年の8月は遅きに失していました。

先日の暴落では、もう「2売り逃げ」の段階ではなく、「3ホールド」の段階であると判断して、そのまま持ち越しました。

 

暴落を売り逃げるにはもっと早い決済をしなければなりません。

 

こうなると、ストラテジーを書いた前提が変わってくるので、大規模な改修が必要になるかも知れません。

 

急落や暴落こそ、システムトレーダーの花形。

暴落中に逆張りでリスク量を増やすからこそ、事前にできる最適な資金管理を見つけたいと思っています。

 

システムトレードを始めて20年経ちますが、未だ試行錯誤です。

 

 

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量