携帯電話会社の電波を乗っ取るニセ基地局が登場？！これからのインターネット犯罪への対策の考え方

2025.04.28

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こんにちは、夢幻です。

先週の日経平均株価は先週末比975円高の35705円で引けました。

暴落後の日経平均の戻り高値は4月10日の34639円（日経先物は35140円）なので、2番底を試すような激しい暴落が起きる可能性は低くなった（否定された）と言えそうです。

日経先物のナイトセッションでは先物は36000円台まで乗せており、目先は3月末の日経平均38000円越えがターゲットとなります。

少し懸念していたアメリカ市場もNYダウは暴落後の反落はいわゆる”半値戻し”の展開となっており、一旦40000ドル台に乗せたことから多少安心できる展開です。

ただし、アメリカ市場は暴落後の戻り高値が40800ドル付近なので41000ドルを越えるまでは注視する必要があります。

さて、トランプ劇場の方は、パウエルFRB議長に対し退任要求をし、これが株価下落に影響を少し与えましたが、早々に撤回したため、かなりトーンダウンした感があります。

ここからは4月末からの決算相場やゴールデンウィークを見据えた相場になりそうです。

★証券口座を始めとする不正アクセスやフィッシング詐欺についての取り組み

証券会社の不正アクセス対策について、前回証券会社の約款変更（免責事項の変更）を紹介しました。

そして、まず我々が出来る対策として具体的には

まずは、
・自分の信頼できる（パソコン、スマホ）以外からは重要な資産口座（銀行・証券）へのアクセスは行わない

・公式ページ・公式アプリからしかアクセスしない（メールの案内リンクを不用意に踏まない）
・パスワードマネージャーを使う
・多要素（MFA)認証・・・主に追加の生態認証や2段階認証　を使う

これらが各証券会社から案内されていますので、今月中～GW中に対策を済ませておきましょう。

こういったインターネットを扱った犯罪には一層注意していかなければなりませんが、最近だと渋谷周辺で発見された「ニセ基地局」が話題となりました。

なんと、携帯電話会社の電波を乗っ取りいその周辺に居る携帯電話に一方的に詐欺メール（ショートメッセージ）を送り付ける事が出来るのだとか。

具体的に発見されたのが、

”クレジットカードが一時停止されています、再開するにはこちらのURLから手続きしてください”

といったいわゆるフィッシング詐欺です。

これらはメールの内容が中国語で発信されていたことからインバウンド客を狙った犯罪とみられていますが、こういった”今までになかったやり方”で犯罪に巻き込まれる可能性が今、増えています。

また、今までもリスクがあったけどそれほど心配しなくても良かったリスクが思わぬ時に顕在化することが今後増えてくると思われます。

例えば、最近だと身近にあるWifiなんかも少し気を付けた方がよさそうです。
基地局を乗っ取るよりも、もっと簡単に通信内容を盗み見られたりする可能性があるからです。

私は先日地方に行っていたのですが、宿泊先のWifiは使わず、自分の携帯電話（テザリング機能）だけでパソコンを繋ぎ、トレードしていました。

複数台ある携帯回線のうち、一台だけ大容量プランで契約しています。

他にもWifiの専用端末を１台用意するのもよさそうです。使った分だけ料金を払う買い切りタイプもありますね。

他にも外出先、例えばカフェなどの充電用USBポートなんかもデータ通信出来て携帯電話のデータが抜き取られる可能性があるので自前のバッテリーを持ち歩く等の対策も必要でしょう。

対策としては身近な習慣の中にもリスクは無いか、という目線で考え、多少のコストを払っても対策していく事が大事だと思います。

そして、そういったニュースは事例を把握しておきましょう。

今は守りを堅めインターネットセキュリティ関連の情報を積極的に収集しリテラシーを高め、対策をし、

”他のユーザよりも圧倒的に盗みにくくする”

ことが大事です。

我々トレーダーがリスクを最小限に抑えリターンを最大化しようとするように、犯罪者集団も取捨選別し、なるべくリスクの低く、リターンの高いインターネット犯罪手法を用いてくるはずです。

リターンとリスク、そしてコスト（手間や費用）を重視してくるはずです。

こういった犯罪を完全に防ぐことは難しいですが、彼らにとって見合わない相手、いわゆるカモにならない、カモと対極の存在となる事を意識していきましょう。

周りの人も対策していないから大丈夫だろうではなく、周りは対策しなくとも自分だけは対策しておこう、という差別化の考えが大事だと思います。

では次回もお楽しみに！

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50％下回ることがないという安定した実績を残している。