ビットコインが史上最高値を更新。メタプラネットの意外な株価対策に注目。



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こんにちは、夢幻です。

先週の日経平均株価は先週末比593円安の37160円で引けました。

4月上旬の暴落から日経平均は5週連続の上昇となっていましたから、多少の調整は致し方ないところでしょうか。

出来れば日経平均は36000円を割らずに反転して再度の上昇に期待したいところです。

さて、最近、復活の兆しを見せているのがビットコインを始めとした仮想通貨市場です。

4月上旬の株価暴落の時点では1BTCあたり1100万円割れ目前まで下げましたが、直近は1600万円を超えてわずか2か月足らずで約45%も上昇しています。

この上昇のお陰で私がお試しで始めたメルカリでのビットコイン積み立ても大幅なプラスとなっており、わずか3か月ですが30%を超える含み益です。

キャンペーンで貰えるポイントを含めると結構なプラスとなっています。

詳しい結果はボーナスポイントを貰ってから最終報告しようと思いますが、とりあえず、暴落は積み立て投資の絶好のスタートタイミングというのはやはり言えるのかなと思います。

さて、ビットコインが1600万円を超え、5月22日にはドルベースで遂に最高値(10万9700ドル)を更新しました。

時価総額では311兆円となり、なんとAmazonを抜いたようです。

そんな中、当然ながら先週はビットコイン関連銘柄が盛り上がりを見せていました。

中でも中核銘柄となっているのが、私が過去のメルマガでも度々取り上げていた”メタプラネット”です。

メタプラネットはホテル業から仮想通貨事業(主にビットコイン投資)へ事業転換した企業です。

先週中盤の20日からメタプラネットは3日連続でストップ高となり、株価は

19日:終値683円
20日:終値783円(100円値幅:ストップ高)
21日:終値933円(150円値幅:寄らずストップ高)
22日:終値1083円(150円値幅:寄らずストップ高)

とわずか3日で約58%の上昇を見せました。

寄らずのストップ高が2日連続続いた事で、翌日は上限値幅が4倍適用となります。

当日終値が1083円の場合の翌日値幅は300円となり、翌23日の上限値幅は300円×4=1200円となります。

よって、23日の値幅は783円~2283円となりました。

そして、一足早く22日の夜間PTS(ナイトセッション)市場ではこの値幅で取引が開始されます。

仮にこの上限でストップ高となると一日で100%越えの上昇となる場面です。

しかしながら、いくらビットコインが上昇しているとはいえ、ビットコインに連動しているメタプラネットが一日で2倍になる事は考えにくいです。

しかし、少し調べてみると、2000円越えもあるのではないかという声がネット上では上がっていました。

その理由を調べてみると面白い事が分かりました。

それは、海外市場にメタプラネットが重複上場しており、そちらの価格にサヤ寄せする可能性があるという理由です。

実は私は知らなかったのですが、昨年の2024年12月19日に米国のOTC市場(OTCQX)に上場しており、そのOTC取引で5月21日にはメタプラネットの株価は日本市場よりはるかに高い15.35ドル(約2200円)まで上昇していました。

もちろんビットコイン価格との連動はいまだに強いものの、海外市場に上場した事によりOTC市場のメタプラネットの株価との連動性のほうが強くなっているようです。

そして、海外市場に上場する狙いがどうやら個人投資家主体の銘柄は機関投資家の売り崩しの対象となりやすく、それをさせないために海外市場に積極的に上場しているようです。

確かに、海外市場とかけ離れた価格にはなりにくいですから、これは面白い戦略と言えますね。

さて、実際の22日のナイトセッション(PTS)の取引が開始されると寄り付きは4倍値幅上限の2283円で寄り付き、2000円を超える高値で結構な売買がされていました。

ところがここで悲劇が起きます。

なんと、OTC市場のメタプラネットの価格が急落し、一気に10ドルを割るまでに急降下

くしくも最悪のタイミングで海外市場との連動性が仇となった形です。

しかも、米国株式市場には制限値幅(ストップ高・ストップ安)が無く、OTC取引も同様で、一日で50%安なんて事もザラにあるようです。

これを受けて2283円で始まったナイトセッションのメタプラネットの株価は一時、当日ストップ終値の1083円を割れマイナス転落、2283円で買った人はわずか数時間で50%以上の含み損となりました。

その後は一時1800円まで上昇しますが、OTC市場がやはり軟調となると、再びPTS価格も急落し、一時ストップ安の783円まで下落し、なんと4倍値幅上限→ストップ安というかつてない値動きを演出しました。

上のチャートはその22日のナイトセッションのメタプラネットの株価の推移です。

海外市場の件も含めて、なかなか興味深い値動きでしたが、個人的にはOTC市場など海外市場への上場で、ビットコインの価格の影響を以前よりも受けにくくなっている事が驚きでした。

個人投資家の株価形成の着眼点が変わるとこんなにも株価に影響を与えるものなのですね。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。