トランプ関税ショックの総括



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




こんにちは。紫苑です。

 

証券口座の乗っ取り対策も、最後のパソコンの初期化が済み、ようやく一息です。

 

今日は、先週、手違いで書きかけの原稿を送信してしまいましたが、トランプ関税ショックの総括をします。

 

深い下げの反発を捉えるストラテジーで仕掛けたポジションもだいぶ決済が進み、4月の暴落で作ったポジションはほとんどなくなりました。

 

まずは急落銘柄数、斉藤レシオと、TOPIXSP500の動きから見ていきましょう。

 

3/31(月)急落銘柄数20

S&P500+0.5%(陽線+1.5%

4/1(火)24Topix-0.1%(陰線-1.2%

S&P+0.3%(陽線+0.6%

4/2(水)18Topix-0.2%(陰線-0.5%

S&P+0.6%(陽線+1.6%

4/3(木)20Topix-3.1%(陽線+1.3%

S&P4.8%(陰線-1.7%

4/4()213(斉藤レシオ47Topix-3.6%(陰線-1.0%

S&P-5.9%(陰線-4.0%)

4/7()1692(斉藤レシオ812EntryTopix-7.6%(陽線+0.9%

S&P-0.2%(陽線+2.1%)

4/8()20EntryTopix+6.0%(陽線+1.4%

S&P+0.2%(陰線-4.1%)

4/9()16ExitTopix-3.4%(陰線-1.4%

S&P+9.5%(陽線+9.8%)

4/10(木)0 Topix+8.4%(陰線-0.8%

S&P-3.4%(陰線-1.5%

4/11(金)0Topix-3.1%(陽線+2.2%)

S&P+1.8%(陽線+2.0%)

 

TOPIXは大きく窓を開けたときは板寄せの関係で始値が実態とは異なりますので、ETF1306)の価格を使っています。

 

結果的に、7日月曜日の寄り付き後が今回の暴落の底になりました。

これは4日金曜日の引け後に想定された中で最も早い反発でした。

 

最悪、水曜日の寄り付きあたりまで下げる可能性を想定(覚悟)していたので、随分あっさり反発するなという印象でした。

(もう1日下げるとコロナショックと並ぶクラスの暴落になっていました)

 

また、逆張りで作ったポジションを手仕舞いする前に再暴落することもなく、ピークでなくても概ね利益で決済できたはずです。

これに対し、0810月と203月は満足に反発しきらないうちに新しい材料が追加され、再暴落する厳しいタイプの暴落でした。

この点でも今回は簡単な部類の暴落でした。

 

シグナル銘柄数をフィルターにしたストラテジーは、よほど浅めに設定していなければ、概ね

4日の引け後に1回目のシグナル→GDした7日の寄り付きでエントリー

7日の引け後に2回目のシグナル→GUした8日に成行ならエントリー、指値なら指さらず

という感じだったと思います。

 

私のメインの逆張りマルチは主に5段階に分けてエントリーするようになっていますが、

振り分けた枠を使い切れたのは2段階目までで、3段階目は途中まで、45はシグナルすら出ませんでした。

 

あれだけの暴落でもかなりの不完全燃焼でした。

コロナショックで退場しかけた経験を活かして改良した逆張りマルチが、どれだけ厳しい相場で通用するのかある意味わくわくしていたのに、肩透かしでした。

 

次回は、多くのシステムトレーダーが組んでいることが想定される暴落マルチに、

どのような改良を加えたら良いのか、あるいは加えない方が良いのかをお話するつもりです。

 

【告知】

6月2815時ごろから名古屋で勉強会とオフ会を開催します。

4月の暴落を受けて、システムトレーダー間で知見を共有するためのものです。

ご希望の方は、私のX(旧ツイッター)のDM  https://x.com/sion_trader か、私の個人ブログのコメント欄 http://1million-st2.seesaa.net/ よりお知らせください。

*この企画はフェアトレードとは無関係ですから、フェアトレードには問い合わせないでください。

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量