IPO市場に変化の兆し──東証が検討する新ルールと投資判断の視点



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みなさん、こんにちは!株が大好き 横山利香です♪

 

備蓄米について連日報道されていますが、備蓄米は古いお米ということもあって5キロ2,000円台で店頭に並ぶみたいですから、ものすごく安くなりましたね。

そして、今までの備蓄米はどこに売っているのかというような報道が多かったですが、すぐに精米されて売りに出されるみたいです。

 

ちなみに、私もスーパーに行くたびにお米の値段をチェックしていますが、5キロ4,000円前後が普通のようです。我が家は5キロのお米は1カ月以上持つ感じがしますが、普通のご家庭はそんなにお米を買うのでしょうか???

 

お米の値段がどのくらい高くなったのかと言うと、総務省が発表した5月の東京都区部の消費者物価指数によると、コメ類は93.7%の上昇だったそうですからほぼ2倍になったということですね。

 

お米のように値上がりが期待できることで、個人投資家からの注目が集まっているのが新規上場(IPO)株です。

 

5月はIPOがまったくありませんでしたから、6月は久しぶりのIPOとなります。ちなみに、今後はIPOが少なくなるかもしれない状況になっていることをご存知ですか?

 

多くの企業は現在、IPOする際に東証グロース市場に上場します。東証グロース市場は一般的に新興市場と呼ばれていて、成長期待の高い銘柄が数多く上場しています。

 

しかし、IPOした時は注目を集めますが、その後は業績が悪化する等してどんどん売買が減少して、IPOした時よりも時価総額が小さくなってしまう企業が数多くあります。

 

現在の東証グロース市場の上場維持基準は「上場10年後に時価総額40億円以上」となっていますが、「上場から5年たっても時価総額が100億円に満たなければ上場廃止」とする新たな基準を設けることを検討しているのです。

 

つまり、すでに5年経っているのに時価総額が100億円に満たない銘柄は上場廃止になる恐れがあるのです。

 

確かに時価総額が40億円未満の銘柄は結構ありますが、なぜ時価総額がIPO時より小さくなってしまうのかといえば、業績が悪くなって株価に見合っていないから売られてしまうのです。いわゆる上場ゴールと呼ばれる銘柄ですね。

 

時価総額100億円は結構ハードルが高いように思えるので、今後は時価総額が100億に到達できる可能性が低い会社はIPOしなくなる可能性が高そうです。

 

ということは、時価総額100億円に5年くらいで到達できそうな業績が良い成長企業のIPOが普通になってくるのかもしれません。今の新興市場では想像できないですね!

 

2030年にむけて今はまだ検討段階のようですが、東証が市場再編を着実に進めている状況を踏まえると、新興市場も変更となる可能性も考えられます。

 

6月は会社四季報夏号が発表されますから、新興市場の銘柄を選ぶ際に時価総額を気にしながら探してみてもいいかもしれません!

 

 

最後に・・・

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横山 利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。