トレードの神様から学ぶこと



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こんにちは。紫苑です。

 

今週は豊田自動織機のTOB、トレードの神様テスタさんが珍しくご自身のトレードについて書かれていたので、これを取り上げます。

 

豊田自動織機のTOBの経緯については過去の記事をご覧ください。

 

豊田自動織機TOBと株価の推移

https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=15417

 

豊田自動織機に勝機はあったか

https://sys-tatsu.com/investmentnews/?post_type=blog&p=15437

 

著名投資家のテスタさんも豊田自動織機のTOBで売買していたそうです。

 

まずは第1ラウンド(観測報道~TOB発表)から。

 

豊田自動織機半分売って半分食らうことになりました。

トータルはもちろんマイナスでございます。

(テスタさんのポストより)

 

半分は事前に利確はしたものの、それなりの量を掴まされおり、ディスカウントTOBで含み損を抱えました。

 

そして第2ラウンド(TOB発表~TOB開始)です。

 

買い増しして時間的リスクを取ることに。

これでTOB申し込めばトータルチャラくらいになる予定。

余力の余裕度で最適解が買いと売り真逆になる例。

もちろん他に沢山資金入れたいのがもし見つかればその時は真っ先に売る。

(テスタさんのポストより)

 

テスタさんの挽回戦は、当日のPTSか翌日の早い時間に、TOB価格まで上がれば損益ゼロになるように買い増ししたようです。

かなり大きなポジションになったと思いますが、これは半年後に(何事もなければ)TOBが確定している(ほぼ)ノーリスク案件だからです。

 

このトレードで私たちが学ぶべきことがあります。

 

不確定要素のあるものは部分的にでも事前に利確しておく

 

テスタさんといえども、ポジションがパンパンな状態ではPTSでナンピンして平均コストを下げることはできなかったでしょう。

 

私たちシステムトレーダーは、統計的に最良のポイントでエントリーとイグジットをするので、基本的に全部買って全部売ります。

ただ、確率や期待値に合わせて少しでも売っておくことが、ギャンブル的要素を減らす重要なポイントになります。

 

これは買うときにも使えるテクニックです。

一括で買ってしまわずに、事前に最大のポジション量を決めてある程度分割して買う方が、ギャンブル的要素を減らせます。

 

私も最初は裁量でも最良のポイントで全買い全売りを試みていました。

 

分割買い分割売りは私たちシステムトレーダーには馴染みがなく、難しいかもしれません。

ただ、分割買い分割売りができるようになると、トレードが随分楽になります。

 

なお、豊田自動織機はPBR1倍まで上乗せがあったとしても16350円。

私は今の株価(16400円以上)では買えませんね。

 

豊田自動織機は今のところ第1ラウンド第2ラウンドともに私にはノーチャンスです。ずっと監視リストには入れてあるのですが。

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量