AIは投資家の相棒になれるか?ChatGPT5でチャート作成に挑戦



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こんにちは、夢幻です。

今週の日経平均株価は、先週末比1,558円高の43,378円で引けました。

先週は米国で発表されたCPI(消費者物価指数)が予想を下回り、インフレ鈍化を背景にFRBの利下げ観測が強まりました。

これを好感してNYダウやナスダックが上昇し、日本株にもその流れが波及しました。

また、円安基調が進んだことで輸出関連株に買いが集まり、日経平均を押し上げる要因となりました。

一方で、日米関税交渉については依然として明確な合意文書は示されず、赤沢大臣による再訪米も実質的な進展は見られません。

米国側が大統領令による迅速なディールを進めるのに対し、日本側は制度的な裏付けを求めており、温度差は依然大きい状況です。

それでも、相場は強い地合いを維持。

投資家心理としては「関税問題は一時的な材料にとどまり、世界的な金利低下局面と企業業績の回復が相場を下支えする」という期待が優勢になっているようです。

●AIを使ったプログラム作成に挑戦

前回のメルマガでは、Geminiを「パーソナルコーチ」として使い、ダイエットで5kg減に成功した体験を紹介しました。

AIはただの質問箱ではなく、継続を支える「相棒」として機能する。
その気づきが今回のテーマにつながっています。

では投資家にとって、AIはどんな相棒になり得るのでしょうか?
その可能性を探るべく、最新のChatGPT5を試してみました。

●ChatGPT5の進化ポイント

YouTubeや各種情報を調べたところ、ChatGPT5には大きく3つの特徴があることが分かりました。

・ルーティング機能:最適な処理をAIが自動で選んでくれる

・直球回答:忖度が少なく、答えが明瞭で簡潔(ただし前作より温かみは減った印象も)
・プログラミング能力の強化:ブラウザ上で動くゲームすら作れるレベル

投資家目線で言えば、これは「データを扱う・戦略を試す」ための強力なサポート役になり得る進化です。

特にプログラミング能力は、投資に応用できる可能性を感じさせます。

●ChatGPT5に投資応用を相談してみた

実際に「投資に役立つプログラムを作れるか?」と聞いてみました。
するとChatGPT5は、こんな用途を提案してきました。

・株価チャートを自動生成
・テクニカル指標を計算してシグナルを出す
・バックテストで戦略の有効性を確認
・データ集計や可視化で分析をサポート

これらは、まさに我々が「システムトレードの達人」で日々行っている作業そのものです。
もちろんシス達のような本格的な専用ソフトには及びませんが、「コードを一切書かずにAIに作らせる」という点は革命的です。

●実録:チャート作成に挑戦

まずは試しに「トヨタ(7203.T)の株価チャートを描いて」と指示すると、
ChatGPT5はすぐにPythonスクリプトを生成しました。

実行してみると確かにチャートは出ましたが、折れ線だけのチープなグラフ。
SBI証券のツールと比べると、とても実戦で使えるものではありません。

そこでさらに要求をエスカレートし、

「SBI証券風のローソク足チャートを描いてほしい」

と要求してみます。

すると今度は、ローソク足に出来高、移動平均線を組み合わせたコードが出力されました。

ただしそのままでは動かず、エラーの連続。
修正しては実行 → またエラー → 再修正…
この繰り返しを10回以上行い、ようやく SBI風チャートが完成しました。

●まとめ:AIは投資家の相棒になれるか?

今回のチャートは「システムトレードの達人」の洗練度には到底及びません。
しかし重要なのは、コードを書かずにAIに作らせることで、新しい可能性を開けたという点です。

・データ集計を自動化する
・自分の戦略アイデアをコード化して簡易検証する
・グラフやバックテストを「試作品」として素早く出す

こうした用途なら、ChatGPT5はすでに投資家の強い味方になり得ます。

我々にとってAIは「未来を予測する魔法の箱」ではなく、

「検証や分析を広げるアシスタント」としての役割が現実的で有望です。

ChatGPT5を使ってSBI風チャートを描くまでの実録を紹介しました。

まだまだ試行錯誤は必要ですが、AIにコードを書かせるだけでここまでできる。
それはつまり、投資家が自分の発想を素早く形にできる時代が来た、ということです。

次はシグナル検出やバックテストにも挑戦してみたいと思います。
AIをどう使いこなすかで、投資の可能性は大きく広がります。

次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。