日経平均は天井?「売り信号」の本当の意味・・・



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どうも、中原良太です。

今日も、最近のニュースを踏まえた投資や投機のチャンスや、株に関するよくある疑問などにお答えしていきます。

売り信号の意味

たまに「中原さんは売り信号といいますが、空売りなどはやっているんですか?」と質問が届くので、ここで回答します。

たびたび指摘してきましたが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

2025年8月時点の筆者の想定レンジは33000〜42000円です。8/26時点、日経終値は42394円です。

想定レンジは33000〜42000円なので、現在の水準は「上限を突破」していて天井サインです⚠️

「別に日本株の評価が変わるようなイベントは何も起きていない」と考えるのであれば、今の株価は高すぎる水準です。

アメリカ株もまだ高いと思います。

J.P.Morganが公開したレポート(Guide to the Market)によると、S&P500指数は、12ヵ月先EPSによる予想PERが23倍を超えると、それから10年間の期待リターンが悪かったことが示されています。

WSJをチェックしてみると、8/22時点のS&P500指数の予想PERは23.71倍でした。もう上限突破していますね。

だから「天井が近そうだよねー」という話を周りでもよくしています。

なお、空売りなどはやっていません。その代わり、売り信号が点灯したら「安易に株を追加購入しない」とか「景気に敏感な株を売って、守りの固い株に乗り換える」とか、そういう対応をしています。

空売りを仕込みましょう、という話はしていないし、「こういう状況だから、下がった場合のことも考えておこうね」という注意喚起のために書いています。

外れたら外れたで良いし、そもそも手堅く投資をしていれば、株価がどうなろうが儲かるので、予想を当てる必要もありません。

予想が当たらないと勝てないのは投機であり、予想が外れても勝てるようにするのが投資だからです。

僕らバリュー投資家の期待リターン

僕らは株を買うことで企業のオーナーになることができます。

投資先が稼いだお金は、配当として分配してもらったり、成長のために再投資してもらうことができます。

全てを合わせると、僕ら株主が受け取る金融所得は「配当(DPS)」や「配当+成長投資(EPS)」で考えることができます。

この前提に立った上で、以下のグラフをご覧ください。

これは、我が家が目指している株式投資のゴールです。このグラフのように金融所得を右肩あがりに増やすことを目指しています。

株式投資は「企業のオーナーになること」です。オーナーの稼ぎは、投資先の稼ぎに依存します。理論上、株式投資の利回りは益回りが上限です。

投資先が稼ぐ以上のお金を、オーナーが引き出すことは不可能です。だから、投資先が稼ぐ以上に、オーナーが稼ぐことを期待するのは不健全です。

「株価が上がってくれたら良いな」と欲が出るのは仕方のないことだと思いますが、それを当てにしてはいけないと思います。

益回りが5%の株を買って「1年で2倍になることを期待する」のは明らかに期待しすぎだと思うし、仮に当たったとしても「2倍になって当然」などと考えるのはとても傲慢だと思います。

1年で株価が期待通り上がればよし。投資先が企業努力でしっかり業績を伸ばしてくれて、それ以上に株価が上がればなお良しです。

株式市場全体で見て、投資家が儲けることができるリターンは「投資先から受け取る金融所得」が全てです。それ以上はありません。

あとは、安すぎるものが上がるか、高すぎるものが下がるか、あるいは短期的な人気・不人気で行ったり来たりするだけです。だったら、株価など気にしないで、業績(配当や成長再投資の行方)をウォッチしていれば良いよね。というのがバリュー投資ですね。

上がったり下がったりを繰り返しているうちに、のんびりリバランスをしていれば金融所得は増えていくし、相場が動かなくても、それはそれで良い投資先ばかりなので業績が伸びて金融所得が増えていきます。

株価が上がったらボーナス。下がったら安く買い増すチャンス。動かなくても放っておけば収入が増えるから順当に勝ち。そうやって「どう転んでも勝てる」ことを目指しています。

8月の決算シーズンも一段落したんで、これからは、リバランスしつつ、もっと手堅いポートフォリオ作りを目指していきます👀

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中原良太

個人投資家・トレーダー。一児の父。18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」受賞。四季報オンラインで『カブ天気予報』を一年半連載。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。パズル大好き。妻と娘はもっと大好き。

商号等:フェアトレード株式会社
金融商品取引業者 投資助言代理業
登録番号:関東財務局長(金商)第2669号
加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会

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投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でされるようお願いします。

また、過去の実績は必ずしも将来の成果を示唆、あるいは保証するものではありません。

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