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こんにちは、夢幻です。
前回は「第二の堀田丸正」として急騰するReyuu Japan(9425)をご紹介しました。
週明けは値幅拡大となり一時は1500円目前まで上昇しましたが、その後は利確売りに押され5日連続の陰線。
やや過熱感が出てきた印象ですが、連続陰線が続くと反発の可能性も高まり、来週以降は短期的な切り返しに注目です。
今回は、株価20倍となった堀田丸正とReyuu Japanを、外資の資本力と戦略の違いという観点から比較してみたいと思います。
1. 外資の資本力比較
堀田丸正の事例では、米国の仮想通貨関連企業 Bakkt が筆頭株主に就任しました。
BakktはNASDAQに上場し、時価総額は約250~300億円規模。透明性が高く、外資の本気度が市場に大きな安心感を与えました。
一方でReyuu Japanの提携先はカナダの Universal Digital。カナダ証券取引所(CSE)に上場していますが、時価総額は約50億円程度にとどまります。規模の差は大きく、テーマ株の持続力に影響する可能性があります。
2. 日本市場への本気度
Bakktは株式の30%を保有し、日本企業を実質的に傘下に収めました。単なる提携ではなく「資本参加」を伴う強いコミットメントでした。
Universal Digitalも過去に2025年6月、abc株式会社(旧GFA)と提携しており、今回のReyuu Japanとの資本業務提携は「二度目の日本進出」です。
継続的な関与姿勢は見えますが、資金提供権利やワラント取得など、実体よりスキーム色が濃い点が特徴です。
3. なぜ自国でなく日本企業と組むのか?
米国のマイクロストラテジーは自社で直接ビットコインを保有する戦略を取りました。では、Universal Digitalはなぜ日本企業と組むのでしょうか。
一つは、日本市場特有の「テーマ株人気」です。外資が入ったという材料だけで株価が跳ねるため、資本効率よく注目を集められます。
もう一つは規制環境。自国で大規模に仮想通貨投資を展開するには規制が複雑ですが、日本企業と提携することで既存の枠組みを活用し、合法的かつ迅速に進出できます。
さらに、仮想通貨高騰とともに日本株が上昇すれば、Universal Digital自身もワラント行使などを通じてキャピタルゲインを得られる仕組みです。
これは自社保有よりリスクを抑えつつ、市場の熱狂を利用できるやり方といえるでしょう。
4. 株価インパクトの比較
堀田丸正
300円台 → 6,000円超(約20倍)
実体ある外資資本参加が明確なストーリーを市場に与え、大相場へ発展しました。
Reyuu Japan
565円 → 1,008円(連続ストップ高)
「最大1億ドルのBTC購入資金権利」というニュースで買われましたが、実効性は未知数。株価は今後の資金実行フェーズに依存します。
さらに、週明け8日にはReyuu Japanがabc株式会社(旧GFA)と戦略的業務提携に向け基本合意を発表しました。
リユース端末の流通高度化やAI・ブロックチェーン技術の活用、新規事業創出などを掲げています。
これが本格的な収益に結びつくのか、注視する必要があります。
●まとめ
堀田丸正とReyuu Japan。両者に共通するのは「本業とは異なる仮想通貨テーマ株」という点です。
しかし、Bakkt(NASDAQ上場・資本力大)は実態ある資本参加を示したのに対し、Universal Digital(CSE上場・小規模)は日本市場への積極姿勢を見せながらも、スキーム中心で実効性は未知数です。
Universal Digitalは自社保有ではなく、あえて日本企業と組むことで規制回避と市場の熱狂を活用しているように見えます。今後、この「スキーム型」がどこまで相場を動かせるかが焦点です。
では次回もお楽しみに!
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		夢幻



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