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こんにちは、夢幻です。
仮想通貨セクターに注目して銘柄を追ってきましたが、同時に気になっているテーマがもう一つあります。
それが「AI(人工知能)」です。
日本市場では、まだメタプラネットのように「一目でこれだ」と言える代表的なAI関連株は見えてきません。
しかし世界に目を向けると、NVIDIA、OpenAI、Google、Microsoftといった巨大企業がしのぎを削り、AIの覇権をめぐる競争はすでに本格化しています。
1. ハルシネーションの面白さ
私自身、今年に入ってからAIを日常的に使うようになりました。
有料課金をしてでも質の高いサービスを使いたい、そう思うユーザーは着実に増えているはずです。
AIは難関大レベルの問題を軽々と解く一方で、人間なら間違えようのない簡単な質問でトンチンカンな答えを出すことがあります。
これは「ハルシネーション」と呼ばれる現象です。
分かりやすい例では、画像生成AIが人の指を6本描いてしまう、テーブルが宙に浮いたように描かれるといった事例があります。
SNSでも「まだこんな初歩的な間違いをするのか」と話題になることも多いですね。
こうした不正確さは欠点ですが、裏を返せば改善余地が大きいということでもあります。
私はこの“未完成さ”をむしろ楽しんでいて、AIと対話しながら理想的なアウトプットを引き出す過程そのものが興味深く感じています。
2. 検索エンジンとAIの共通点
この感覚は、2000年前後に検索エンジンを使い始めた頃の体験に近いです。
URLを直打ちしてアクセスしていた時代から、キーワードを入れれば必要な情報が出てくる。
当時はYahoo! JAPAN、Infoseek、gooなどのポータルサイトがよく使われ、その後Googleの検索エンジンが登場して一気に情報アクセスの常識を塗り替えました。
新米エンジニアだった私は、検索エンジンが膨大な情報をクロールして整理していると先輩から聞き、「そんな大掛かりな仕組みを無料で提供する企業があるのか」と衝撃を受けたのを覚えています。
この検索エンジンによって、世界が変わるぞ・・・と確信めいた感情をもったのを良く覚えています。
検索エンジンが世界を大きく変えたように、AIも次の大きな変革の波を起こしつつあると感じます。
そしてGoogleが世界最大級の企業となったように、AI時代の覇者となる企業がこれから誕生するでしょう。
ちなみに、Googleは2004年に上場し、株価は当時からおよそ93倍にもなっています。
AI時代にも同じような成長株が現れる可能性を思うとワクワクせざるを得ません。

3. AIテーマ株はどこにある?
では、投資家目線で「AIテーマ株」を考えてみましょう。
海外ではNVIDIAがGPU供給で圧倒的な存在感を誇り、OpenAIやAnthropicといった新興勢力も急成長。
GoogleやMicrosoftもAIを本業に取り込みつつあります。
一方、日本株のAIテーマはやや性質が異なります。
日本ではGoogle型の「基盤AI」を自前で開発する企業は少なく、むしろ 既存事業への応用型 が中心です。
産業応用型:NECや富士通 → 顔認証や公共案件、セキュリティ
投資型:ソフトバンクG → ArmやAIベンチャー投資
広告・サービス型:サイバーエージェントや楽天 → 広告最適化やEC・マッチングへのAI活用
つまり「基盤をつくるAI」ではなく「事業を強化するAI」という形でテーマ株化しやすいのが日本市場の特徴です。
この点を理解しておくと、投資先の候補を考える際に無理なく整理できると思います。
4. 今は「AI黎明期のワクワク感」
AIはすでに人間を凌駕する部分を見せつつありますが、まだ完璧ではありません。
誤答や不完全な出力も多いのが現状です。
しかし、それは 「これから成長する余地が非常に大きい」 ということの裏返しでもあります。
検索エンジンがインフラ化していったように、AIもいずれ社会に組み込まれ、当たり前に使われる存在になるでしょう。
そのときには、いま話題になっているハルシネーションや不正確さも「懐かしいエピソード」として振り返られているかもしれません。
仮想通貨と並んで、AIは今後の相場で大きな柱となるテーマです。
日本市場では基盤AIを手掛ける企業は少なく、産業応用・投資・広告サービスといった応用型が中心となります。
一方で、世界では基盤AIの覇権をめぐる競争が激化しており、NVIDIAやGoogleのような巨大プレイヤーが次の覇者を狙っています。
約25年続いた検索エンジンの時代が終わり、AIの台頭が新たな時代を切り開こうとしています。
次の主役はどこか?
投資家としてもユーザーとしても、非常にワクワクする局面が訪れています。
日本株の中でAIテーマとして注目される可能性がある銘柄やそのチャートに着目してみても面白いかもしれませんね。
では次回もお楽しみに!
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夢幻



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