今が“勝負どき”か、それとも“出口戦略”の準備か?



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From:田村祐一

日経平均株価が5万2000円を一時突破し、
連日高値更新が続いていますね。

まさに上昇相場と言った感じでしょうか。

毎日高値更新していることから、
投資家にとっては非常に嬉しい展開になっていますね。

こういう局面になると投資家の思考には
2パターン出てくることが想定されます。

1つ目は、「強い上昇相場だからこの流れに思いっきり乗るぞ!!」
というイケイケドンドンの思考です。

2つ目はその逆で、「ここまで上昇したらこの後調整しそうだな・・・」
という悲観的な思考です。

実際、投資のプロでもそれぞれの思考パターンの人がいて、

ここからもっと上がると予想するプロもいれば、
いやここから調整して4万円後半で落ち着くというプロもいます。

どちらの思考についても、理由を述べるのを聞くと、
「確かにそうだな」と思わされます。

ただし、私たち個人投資家にとって重要なのは、
ここからの相場をどのように立ち回るかという、その一点です。

このまま上がるか、下がるかなんて予想をしていても意味ないので、

上がるとしたらどこまで上がる可能性があるのか、
調整したらどう立ち回るのかを事前に意識することが非常に重要です。

この「どこまで上がるのか?」という点については、
過去の上昇相場と比較することでおおよその目安が見えてきます。

以下に2010年以降の主だった上昇相場を以下に記載します。

2025年37000円→52000(Now
2023年32000円→40000
2020年20000円→30000(コロナ後反発相場
2017年20000円→23000
2014年16000円→21000(第2次アベノミクス相場
2012年9000 円→14000(アベノミクス相場

上記が主だった上昇相場一覧です。

これを上昇率で変換しましょう。

2025年+40%(Now
2023年+25%
2020年+50%(コロナ後反発相場
2017年+65%
2014年+30%(第2次アベノミクス相場
2012年+55%(アベノミクス相場

上昇率に変換するとこんな感じですね。

過去の上昇相場でもっとも上昇率が高かったのは2017年の+65%であり、
最も低いのは2023年の+25%です。

直近の相場の上昇率が約40%であり、
過去の上昇相場と比較しても、大きな上昇相場であることが分かります。

過去最大が約65%であったことを考慮すると、

今後日経平均の上昇幅の一旦の目安としては、
6万1000円(37000円×1.65)あたりでしょうか。

ここまでは過去の実績で見れば上昇する余地がありそうです。

そして、過去の上昇相場では、50%前後が多いことも考慮すると、
5万5000円あたりが上昇幅の現実的な数字なような気がします。

これをまとめると、

現実的な上昇をすれば、日経平均株価は5万5000円あたり、
理想的な最強の相場が来れば、6万1000円あたりまでは上昇しそうですね。

上記はあくまでも過去の実績なので、
今回の高市相場が過去を超える可能性はありますが、

こうした物差しを持っているか持っていないかでは、
今後の取り組み方に大きな違いが出てきます。

相場が強いからと言って、アクセル全開と言うのは、
正直投資家として正しい行動ではありません。

ヤンキーが海岸で海に向かってバイクのチキンレースしているのと同じです。

上記の目安をもとに、ポジションの持ち方を調整し、
上昇相場の終わりに向けて徐々に備える動きも重要です。

事前に相場の終わりをイメージし、
保有銘柄のポジションの解消の仕方を考えたり、

銘柄を買うにしても、適当に買うのではなく
厳選投資するなどがとても重要になってきます。

上記のようなことを書くと、

「田村はこの後下がると思っているのか!(けしからん」
「せっかく相場がよくいい気分なのに水を差すな」

と思われるかもしれません。

言わせていただきたいのは、私もこのまま上昇が続いてほしいですし、
今の私の気持ちは正直イケイケドンドンです。

上がっているときは絶好の投資チャンスであり、
動くなら今しかないと思っています(笑

こういう気持ちのもとで、いつか必ず来る上昇相場の終わりを
頭の片隅に置いておくことで冷静な投資行動ができるのです。

日経平均株価がどこまで上がるかなんて
正直投資のプロに適当に任せておけばいいのです。

大事なのは、どのような状況になっても、
利益を逃すことなく、損失を最小限に抑えるということです。

それに対して、自分の思考を事前に整理しておき、
どのような相場パターンが来てもすぐに動けるようにしておくことですね。

田村祐一

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