5万円の日経平均が示す“錯覚”──TOPIXが映す真の姿とは



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みなさん、こんにちは!株が大好き 横山利香です♪

 

11月に入ってから寒くなりましたね。今年の夏が異常に暑すぎたので、ちょっと寒くなっただけで超寒く感じています。そして、季節の変わり目に油断してたら今年も喘息になっちゃいまして、老化を実感する毎日です・・・

 

さて、日経平均株価の上昇を牽引してきたのが、AI投資関連の銘柄です。とくにソフトバンクグループ(9984)とアドバンテスト(6857)の2銘柄です。

 

日経平均株価は日本経済新聞社が算出、公表していて、構成銘柄の入れ替えは年2回(4月・10月)に行っています。構成銘柄は225社で、225社の株価を基に価格加重平均方式で計算されています。つまり、株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなる仕組みとなっています。

 

寄与度ランキング上位には、ファーストリティリング(9983)や東京エレクトロン(8035)等もよく登場していますが、株価が高い銘柄の与える影響がそれだけ大きいということです。

 

日経平均の11月7日の終値は5万276円で、607円(1.19%)安でした。ソフトバンクグループ(9984)が1,600円(6.87%)安で、日経平均の607円の下落のうち1銘柄で320.89円の下落に寄与していました。アドバンテスト(6857)が1,170円(5.54%)安で、1銘柄で312.86円の下落に寄与していましたした。

 

日経平均は株価の高い銘柄に左右されやすいため、11月7日は株価が607円の下落でした。しかし、全体を見渡すと値下がり銘柄よりも値上がり銘柄のほうが多いという状況です。値上がり銘柄の一つがリクルートホールディングス(6098)でした。

世界的なビジネス潮流なので日本を代表する銘柄に半導体関連銘柄が多いのは仕方がないのですが、日経平均はAIや半導体関連銘柄に左右されやすい株価指数になってしまっています。

ですから、時価総額加重平均で算出されるTOPIX(東証株価指数)を参考にすることで、その他の銘柄の動向を知ることができるようになります。

 

今のところ日経平均は調整の範囲内です。5万円という価格帯ですから、わずか2%の下落でしかないのに1,000円の下落幅になります。米国でハイテク銘柄が下落すれば、日本もハイテク銘柄が下落するでしょう。

AIや半導体関連銘柄が調整しても、セクターローテーションで他の銘柄が買われる状況になれば、日経平均はそれなりに堅調な状況になる可能性が考えられます。セクターローテーションにできるだけ早く気づくためにも、TOPIXに注目しておくといいかもしれません。

 

ただ、株式市場あるあるですが、日経平均が急落する時には、これまで値上がりの恩恵を受けていない銘柄も一緒に値下がりする場合が多いです・・・

できるだけそうした状況にならずに、日本の株高を演出してほしいと思っています!

 

 

最後に・・・

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横山 利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。