決算が当たらない理由——企業ごとの“強気・弱気の癖”とは?



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みなさん、こんにちは!株が大好き 横山利香です♪

 

11月も半ばになり、国内企業の決算発表がピークを迎えています。最も注目を集めていたセクターと言えば、AI投資に関連した半導体株と言えるでしょう。

 

なかでも個人投資家から注目を集めたのがキオクシアホールディングス(285A)で、11月13日に決算が発表されました。何をきっかけに盛り上がったのかなと思うのですが、NAND型フラッシュメモリーの価格が上昇することへの期待だったのかなと思います。

 

9月頃に3,000円前後だった株価がわずか2カ月で1万4,000円まで駆け上がっているわけですから、かなり期待値が高かったと言えるでしょう。決算発表の中身ですが、事前の市場予想平均を下回る内容だったことから3,000円安のストップ安に。一撃がデカイですね・・・。

 

期待値が高いか安いかは別として、企業が発表する決算には2つのパターンがあります。①数字を保守的に出す企業と、②大盤振る舞いで出す企業です。

 

①の数字を保守的に出す企業はずっと控え目な姿勢なので、どこかのタイミングで決算の数字が上振れやすくなります。

 

一方、②の数字を大盤振る舞いする企業はずっと強気な姿勢なので、一発ドカンと上にも下にもかましてくれる場合があります。

 

今回のキオクシアについての個人的な見立てとしては、決算内容としてはこんなものかなという内容だったと思いましたが、なんといっても期待値が高すぎでしょう。買われに買われてしまってPERが55倍超なので、それを超絶に上回る内容でなければ売られるのは必然だったでしょう。簡単に言えば、赤信号みんなで渡れば怖くないの状況です・・・

 

何を言いたいのかと言うと、いいなと思う企業があって、決算発表をまたごうと思っている場合にはするべきことがあります。

 

①過去の決算を見ると、強気めの数字を出す傾向が高いのか、弱気めの数字を出す傾向が高いのかを確認する

②強気か弱気かを踏まえて業績を確認して、現在の株価が割高なのか、割安なのかを確認する

 

なぜなら、決算書は会社の姿勢やカラーが反映されやすいので、よほど変わらない限りはその傾向がしばらく続く場合が多いからです。なので、少なくとも1、2四半期前の決算内容を確認して、期初にどんな見通しを立てていたのかまでをできれば確認したほうがよいかなとは思います。

 

ただ、それが面倒だなという場合や、急落するリスクをできるだけ避けたい場合は・・・ストップ高で買えない場合も出てきますが、決算をできるだけまたがないという方法がいいかなとは思います!

 

 

最後に・・・

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横山 利香

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。テクニカル分析や四季報の分析をもとにした「テクノファンダメンタル投資」で安定的に利益を上げる現役トレーダー。