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日本株の決算発表がピークを迎えました。決算発表は株価を大きく動かす一大イベントですが、特に今回は10月の日本株上昇をけん引していた ソフトバンクG、キオクシアなどが決算発表を機に株価が急落しており、今秋以降、相場の物色対象が大きく変わってくる可能性があります。
ただ、これまで上昇していたソフトバンクG、キオクシアなどのAI、半導体関連銘柄も決算自体が悪いということはなく、むしろ決算自体は良かったものの、それまでの投機的な動きによる株価上昇が、材料出尽くしで一気に売られたような形での急落であり、日本株全体で見た場合、依然上昇トレンドが続いていると考えています。
10月は日経平均が16.6%上昇したことに対し、TOPIXは6.2%の上昇にとどまっており、旧マザーズ指数に関しては逆に4%下落しています。この流れの逆転現象が今週より見られるかもしれません。
加えて12月から1月にかけては株価が上がりやすいアノマリーがあり、今の下落局面が年末年始に向けた絶好の仕込み場になるチャンスだと考えます。
ただ、やみくもにどんな銘柄でも仕込めばよいというわけではありません。
仕込むべき銘柄は大きく分けて2種類あると考えます。
ひとつ目は・・・
・これまで株価がそれほど上がっておらず決算が良好だった銘柄
です。私の実感ですとこれまで株価がそれほど上がっておらず、決算で一瞬、株価が吹いたものの「行って来い」の状況になっている銘柄が結構あります。
そういった銘柄は日本株全体の調整が終わればじわじわ買われてくる可能性が高いでしょう。今が絶好の仕込み場でしょう。
ふたつ目は・・・
・AI、半導体関連銘柄
です。10月に株価が大きく上昇し、11月にその反動で急落しているAI、半導体関連銘柄がかなりあります。ソフトバンクやキオクシア、東京エレクトロンといったAI、半導体関連銘柄の足元の株価下落は厳しく、まだ底打ちとは言えませんが、AIバブルは依然続く可能性が高く、息の長い相場になる可能性があります。これらの銘柄は株価が下がるのも早い一方、上がるのも早いです。底打ちのタイミングを十分に見極める必要はありますが、うまく短期的な大底でつかめれば絶好のチャンスだと言えるでしょう。
まとめると・・・
手堅くいくのであれば、
・これまで株価がそれほど上がっておらず決算が良好だった銘柄
短期的に大きな利益を狙うなら
・AI、半導体関連銘柄のリバウンド
です。いずれにせよまずは日米の株式市場が底打ちし再度上昇トレンドに入ったことを確認してからになりますが、今の株価下落は株価が上がりやすい傾向にある年末年始に向けた絶好の仕込み場になるチャンスだと思います。
ただリスクも高いので、しっかりと底打ちを確認してからエントリーすることを心掛けておいてくださいね。

西村 剛



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