入力デバイスの進化は終わっていない AI時代、操作速度が成果を左右する



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こんにちは、夢幻です。

前回は、クラウドファンディング開始から数日で支援者1万4千人超、資金1億8千万円以上を集めた革新的な入力デバイス「Nape Pro(ネイププロ)」を取り上げました。

Nape Proは、キーボードに“ちょい足し”することで、「ホームポジションを崩さずにカーソル・クリック・ショートカットを完結させる」という、市場が待ち望んだ操作距離ゼロの思想を体現したデバイスです。

今回は、その操作距離ゼロという思想の真髄に迫ります。

「なぜ今あらためて『入力デバイス』が重要なのか?」そして、「それがAI時代のトレードや実務とどう結びつくのか?」という本質を深掘りします。

1. 脳と指の間に潜む「0.3秒の壁」の再確認

まず、私たちはなぜ入力装置の話をする必要があるのでしょうか。

理由はとてもシンプルです。

どれだけAIが賢くなっても、最終的に「操作」して、「発注ボタン」を押すのは人間だからです。

この操作速度の差が、トレードでは利益と損失を分ける瞬間があります。例えば1操作あたり0.3秒短縮できると、年間では数十時間分の差となり、短期売買では「間に合うか、間に合わないか」という結果の差になります。

このわずかな”手の移動”は、私たちの集中力を一瞬途切れさせ、思考と操作の間に摩擦を生み出します。

2. 操作デバイスの進化と「思考の一体化」

Nape Proの真の革新は、その機能リストにあるのではありません。それは、人間の思考と操作をコンピューター内で「一体化」させるという、これまでのデバイスになかった特徴です。

手を動かす距離がなくなり、キーボード入力とポインタ操作が統合されることで、人間の思考速度と操作速度が一致します。

これは単なるガジェットではなく、「操作の摩擦を限りなくゼロにする」という思想を具現化したデバイスです。

3. 入力環境の進化は三フェーズで進んできた

前回触れた内容を簡単に整理すると以下の流れで進化してきました。

【第一フェーズ】 キーボードとマウス →手の移動が前提

【第二フェーズ】 トラックポイントや分割キーボード →移動距離を減らす省エネ型

【第三フェーズ(現在)】 ユーザー側に合わせて入力を最適化する統合デバイス

Nape Proは、この第三フェーズを象徴しています。

4. AI時代の式は「AI × 人間 × 入力インターフェース」

AI時代のトレードや実務では、次の三つの領域で成果が決まります。

・分析速度(AIが担当)
・判断力(人間の経験と実務力)
・操作速度(入力デバイスと入力フロー)

どれだけ高度な分析環境を持っていても、最後の操作が遅ければ結果は変わります。

つまり、勝つための式はこうなります。

AI × 人間 × 入力インターフェース = 実務成果

Nape Proが支持を集めたのは、「入力デバイスにはまだ改善の余地がある」という市場からの回答でもあります。

5. 未来予測:「操作と脳の距離ゼロ」の次へ

Nape Proの成功が示唆するのは、「思考のスピードに操作を一致させるための設計」こそが優位性であるということです。

しかし、入力インターフェースの進化は、手と指の世界だけでは終わりません。

キーボード+マウス、そしてトラックボール+ショートカットという物理的な進化の先には、「音声入力」の可能性が広がっています。

そしてその究極の目標は、AIを単なる「ツール」として使うのではなく、「AIと脳の距離をゼロにする」という領域です。

次回は、音声入力を高いレベルで使いこなすAI実務家とその取り組みについて紹介し、音声入力の活用について考えてみたいと思います。

では次回もお楽しみに!

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。