2025年相場を振り返ると“勝てない理由”が見えてくる


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From:田村祐一

12月ということもあり、システムトレーダーの方から、
今年の成績の振り返りと相談を受けることが多くなっています。

連絡いただいた方は今のところ今年の収支はプラスであり、
ほっと一安心しているところです。

その上で、その方々の悩みや相談事項を見てみると、

・逆張りが機能せずにマイナス
・順張りトレードでそこまで利益が出なかった
・暴落相場で損失になってしまった

等のさまざまな内容がありました。

それに対してどのように対処すべきかを相談されたのですが、
これらの悩みに対してどう対処するかは、相場をしっかり振り返ることが大事です。

2025年の相場をしっかりと振り返り、
その上で、自分が抱えている問題や悩みが
まっとうなものであるかをはじめに判定する必要があります。

「まっとう」という表現をしましたが、
まっとうとは、その悩みや問題が無茶な要求ではないかということです。

例えばの話ですが、強い下落相場を形成しているタイミングで、
順張りトレードで勝ちたいという悩みはまっとうでしょうか?

多くの銘柄が下落し続けている中で、
順張りで勝とうとしても、それは無茶と言えます。

このように、自分の抱えている悩みや問題が
まっとうであるかの判定は非常に重要です。

さて、2025年の相場を振り返ってみると、

【2025年1月~3月】
日経平均株価36000~38000円のボックス相場

【2025年4月~5月】
暴落相場の発生。日経平均株価31000円台に急落

【2025年6~11月】
暴落相場後の反発相場の発生(高市トレードの後押しも含む)
日経平均株価31000円から5万2000円台まで上昇

といった形です。

大きく分けると、上記3つの動きが1年の大きな流れであったと言えるでしょう。

この3つそれぞれに対して、各売買ルールの相性を判断します。

【2025年1月~3月】
・デイトレ戦略〇
・押し目買い戦略△
・順張り戦略×
・逆張り戦略△or〇
・暴落相場に特化した逆張り戦略□

【2025年4月~5月】
・デイトレ戦略△
・押し目買い戦略×
・順張り戦略×
・逆張り戦略△or〇
・暴落相場に特化した逆張り戦略◎

【2025年6~11月】
・デイトレ戦略△or〇
・押し目買い戦略◎
・順張り戦略◎
・逆張り戦略△or□
・暴落相場に特化した逆張り戦略□

(◎→大きな利益、〇→利益、△→トントンないし微損失、×→損失、□→トレード発生無し)

上記の相場を論理的に考慮すると、上記のような判定になると思います。

■デイトレ戦略
2025年の初旬ではボックス相場で多少の利益は出せそう。
2025年後半の上昇相場ではそこそこ利益になるか。

メイン級ではないが、コツコツ利益を出せていそう。

■押し目買い戦略
2025年前半はボックス相場や暴落相場では苦しい局面が続きそう。
ただし、暴落後の反発相場ではトレードがたくさん発生し、
そのほとんどが利益になりそうな最高の展開になりそう。

年後半は順張り戦略に続くメイン戦略か。

■順張り戦略
年前半はトレードが発生しにくいし、発生しても勝てなそう。
年後半は、順張りトレードにとって最高の環境。

2025年のメインの戦略と言えそう。

■逆張り戦略
2025年4月の暴落相場でのトレードの成績次第。
暴落相場で勝てていれば、一年でプラスだが、
そうでない場合には、マイナスで終わりそう?
年後半はそもそもトレードが発生しない展開か。

■暴落相場に特化した逆張り戦略
暴落相場が発生したので、利益の大チャンスの発生。
ルールの設定によってはトントンで終了した可能性もあるか。

いずれにせよ暴落相場の発生=この戦略の大チャンス

といった総評になるかと思います。

この総評ができたうえで、自分が抱える悩みや問題について向き合う必要があります。

【悩み.1】逆張りが機能せずにマイナス
逆張りが機能しにくい1年が続いたので、
マイナスの程度によるが、仕方がなさそう。
核の条件式が異なる逆張りを作成してみて、
2025年が勝てる相場だったのかをもう一度分析してみて、
修正が必要がどうかの最終判断を検討したい。

【悩み.2】順張りトレードでそこまで利益が出なかった
順張りがメイン級に活躍できる相場であったことから、
明らかに自分の運用システムで順張りが不足している。
上昇相場での利益の獲得に問題がある状態。
順張り戦略の作成および導入が急務と言えそう。

今年は、大型株主導の株価上昇であり、
大型株(プライム以上)を対象とした順張り作りが良いか。

【悩み.3】暴落相場で損失になってしまった
暴落相場では、暴落相場に特化した逆張り戦略が
押し目買いや逆張り戦略等の暴落の初動で被った損失を
カバーしてくれる役割を担っています。

暴落相場で勝てない=暴落相場に特化した逆張り戦略が機能していない
という評価になることから、このルールの見直しを行いたいです。

既存の売買ルールの修正はもちろん、
そもそも暴落対応の逆張り戦略に穴があり、
その穴を埋める新たな暴落相場に特化した逆張り戦略を追加したい。

暴落の規模(大暴落、中暴落、小暴落)に合わせた
暴落相場に特化した逆張り戦略をそれぞれ用意できているか確認したい。

日々運用を行っていると、負けている売買ルールがあると
無意識にそのルールに対する文句がたまっていきます。

しかし、その文句に対して、自分が正当な評価を下せているかについては、
改めて考える必要があると思います。

悩みや問題に対してまっとうに向き合わず、
単純にその売買ルールを問答無用に使用するのをやめたりすると、
その売買ルールが活躍できるときに、損をしてしまうことがあります。

各売買ルールともに、なぜその戦略があるのかと言えば、
その売買ルールがすごく機能する相場があるからです。

問題に向き合わずに、ルールの使用を止めるという決断は
一見すると問題の解消につながっているように思いますが、

その決断が、将来新たな問題や悩みを発生させることにつながります。

正しく相場を分析し、まっとうな判断ができたうえで、
売買ルールは修正すべきでしょう。

田村祐一

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