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こんにちは、夢幻です。
前回は、AIを「相棒」として扱い、日常会話や思考そのものを共有することで、圧倒的な生産性を実現している“AI実務家”の考え方を紹介しました。
今回は、その発展形。 「個人」ではなく「組織」そのものをAIと融合させる構想を深掘りします。
題材にするのは、YouTubeで活動する通称「AI仙人」が語る“AIネイティブな組織”のビジョンです。
●なぜ彼はYouTubeを始めたのか
動画の後半で、彼はこう断言しています。 YouTubeを始めたのは「AIを本気で使える人材を集めたいから」だと。
既存の組織にAIを導入しようとしても、どうしても限界がある。
なぜなら、多くの人が「自分の仕事や価値がAIに代替される恐怖」から、無意識にAIを避けてしまうからです。
そうして、AIに慣れない人、苦手意識を持つ人が必ず足を引っ張る事になります。
だからこそ、「最初からAI前提で動ける人だけで組織を作った方が早い」という結論に至っています。
●AIネイティブ組織とは何か
彼が構想している組織は、
単に「AIツールをよく使う会社」ではありません。
もっと極端です。
・会議はすべて録音・記録される
・会話、Slack、メール、資料はすべてAIが参照可能
・意思決定の履歴もAIが理解している
・人間は“考えること”と“判断すること”に集中する
つまり、
組織全体の記憶装置としてAIが存在する会社
です。
誰が何を言ったか
なぜその判断をしたのか
過去にどんな議論があったのか
それらを人間が覚えておく必要はありません。
AIがすべて保持しているからです。
●なぜ既存企業では難しいのか
ここで、非常に現実的な壁にぶつかります。
・AIに全情報を渡すことに抵抗がある人は多い
・セキュリティ、コンプライアンス的な問題が発生
既存企業では、情報をAIに全開放することに強い抵抗感が生じます。
その本質は「情報を握ることで自分の地位を守りたい」
という旧来の心理的拒否感です。
結果として「一部だけAI」「形だけDX」に留まります。
しかし、それではAIネイティブ組織には勝てません。
なぜなら、
・情報連携の速度
・意思決定までの距離
・実行までのスピード
これらすべてで、
最初からAI前提で設計された組織の方が圧倒的に速いからです。
●AIを使う組織と、AIと融合する組織の差
ここで整理してみましょう。
AIを「使っている」組織は、
・AIは便利なツール
・人間が主、AIは補助
・情報は人間が管理
一方で、AIと「融合している」組織は、
・AIは組織の中枢
・人間とAIが並列で思考
・情報はAIが一元管理
この差は、
時間が経つほど、指数関数的に開いていきます。
●AIは人間の想像よりも、はるかに速く進化する。
昨日まで「無理」と言われていたことが、
数か月後には当たり前になる。
だからこそ、
・AIが強くなった未来に適応できる行動様式
・AIと一緒に考える癖
・AIに任せ、捨て、回し続ける思考
これを今のうちから身につけている人間だけが、
AIが完成した世界でも価値を持てると語っています。
●組織に属する私たちへの示唆
この話は、起業家だけでなく、会社員、トレーダー、個人事業主すべてに共通する問いを突きつけています。
「自分は、情報の透明性を許容し、AIと共同思考できる側か?」
AIに質問するだけの段階で止まっていないか。 それとも、思考も、判断も、弱点もAIにさらけ出し、一緒に前に進む存在になれているか。
技術そのものよりも、「AIを前提にしたOS(思考・行動様式)」へ自分をアップデートすること。
この視座を持つことで、AIはあなたの最強のパートナーとなるでしょう。
それでは、次回もお楽しみに。
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夢幻



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