
【重要】“株の当たり屋”として知られる西村剛が、いま買うべき最有望株を無料公開中!
▼
無料レポートを取得する
From:田村祐一
2025年のシステムトレードの振り返りを
12月中ずっと行ってきました。
システムトレードの成績自体は依然お伝えした通り
満足のいく1年だったのですが、
システムトレードを継続していく中で、
ずっと損失を引き続けているあるルールが気になっていて、
その売買ルールを詳細に見直してみました。
見直してみて愕然としたのですが、
おそらくシステムトレーダー全員その売買ルールで
損失が出ているのではないのかなーと思います。
これについては早急に見直しが必要だと思いました。
その売買ルールとは、
【グロース株がトレード対象になっている売買ルール】
です。
もしからたら一部のシステムトレーダーの方は
もうお気づきかもしれませんね。
トレードをしていて、グロース株のトレードだけ
毎回負けを引く、なんなら大きな負けを引くなと感じていました。
その感覚は、なにも今年だけでなく、
昨年2024年も同じことをぼんやり思っていました。
2025年のトレードをすべて総洗いして、
疑念が確信に変わった感じです。
グロース株をトレードの対象に含んでいる
売買ルールすべてがここ3年成績が最悪に悪いです。
これは、グロース株をトレードの対象に限定しているルールということではなく、
複数の市場を対象とした売買ルール、例えば
「全銘柄」を対象としたルールでも同様です。
グロース株がトレード対象に含まれているすべての売買ルールが
成績がマイナスというわけではないのですが、
グロース株がトレード対象に入ってしまっていると、
成績が悪いことが多く、一度見直しをしたほうが良いと思います。
なぜ、グロース株の成績が良くないのかという話ですが、
これは憶測の域を出ませんが、私なりの考察があります。
理由は大きく分けると、2つあります。
①金利上昇局面で新興企業の資金調達コストの上昇
②市場区分の見直し
①ですが、日本のゼロ金利政策が解除され、ここ最近は利上げが続いています。
ゼロ金利が解除されたのが、2024年3月です。
解除後は金利が上昇したことで、資金の調達コストが
徐々に上がり始めています。
新興企業にとって、資金調達のコストが上がることは
成長の妨げになるということで、
金利上昇局面では新興企業の株が売られやすくなります。
これは、よく聞く話ですね。
ちょうどここ数年のグロース株の成績が悪いことを考えると、
タイミング的にはこの理由が当てはまりそうだなと思います。
②については、市場区分の見直しは、2022年4月から行われました。
グロース株は、主に「マザーズ」と「ジャスダック」の
新興市場2つが統合されてできた市場です。
両市場ともに企業規模の小さい新興企業を対象とした市場ですが、
私の個人的な感想を言えば、最低最悪の市場統合と考えています。
そう考える理由は、マザーズとジャスダックでは、
企業業種があまりにもかけ離れているからです。
マザーズ市場は、いわゆる最先端技術を扱う企業や、
最先端技術じゃなくても、企業業績がぐんぐん伸びている
いわゆるイケイケ企業が上場する市場でした。
一方で、ジャスダック市場に上場している企業は、
東証1部に上場している銘柄の小さいVer、
言い方を考えずに言えば、東証1部銘柄の劣化版という
既存業種の小型株が上場する市場という印象です。
両方とも企業規模が小さい「新興株」という意味では同じですが、
事業内容の成長性や、足元の業績の伸びが全く異なります。
それらがグロース株にまとめられたことで、
グロース市場に、グロースじゃない微妙な株が混ざってしまいました。
マザーズ銘柄だけグロース株にいけば問題なかったですが、
ジャスダック銘柄が混ざったことで、この市場の魅力が半減しました。
その結果、指数的に上がり目が薄くなり、
せっかくの成長株にもお金が回りにくくなっていると言えます。
実際、市場統合後、グロース株は上がることなく、
むしろ株価低位安定しており、投資家に完全に見放されています。
①と②の理由が複合したことで、
グロース株は苦しい状況がずっと続いており、
順張りトレードでも逆張りトレードでも
負けを引き続けているのではないかと考えています。
足元のグロース株がそもそも買いのトレードに向いていない中で、
これ以上システムトレードの売買ルールでも
トレード対象としておくのは難しいかなと感じています。
よって、今、グロース株を対象としている売買ルールの見直しを行い、
順次「プライム」「スタンダード」のみをトレード対象にしようと考えています。
「グロース株」については、グロース市場が上向き
上昇トレンドに突入するまでは休止で考えています。
私自身、売買ルールの大幅な見直しというのは、なかなか行わないのですが
さすがに許容の範疇を超える損失が出ており、
それが全体の利益を押し下げる要因になっているので
今回苦渋の決断をしています。
おそらく、この現象については、
システムトレーダーの方ほとんどについて発生していると思います。
ですので、一度ご自身の売買ルールの中で、
グロース株がトレード対象に含まれている売買ルールについては、
利益が出ているかどうかに関わらず一度チャックしてみてください。
もしかすると、グロース株を対象から外すことで、
損失がなくなる、もしくはもっと利益が上がるという結果が出るかもしれません。
ちょうど年末年始はいつもよりも時間がとりやすいと思いますので、
少し時間を割いて、分析してみてください。
2026年を良いスタートを切るためにも、
2025年のトレードの分析は必要かなと思います。
田村祐一
【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!
田村 祐一



最新記事 by 田村 祐一 (全て見る)
- なぜあなたのシステムトレードは「グロース株」で負け続けるのか - 2025年12月28日
- 2026年相場で差がつく“順張り戦略の準備度”とは? - 2025年12月19日
- 2025年相場を振り返ると“勝てない理由”が見えてくる - 2025年12月12日


