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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「事件です!」
と言ってもよい状況が起きたかもしれません・・・
「日立マクセル(6810)の初値が公募価格を4.8%下回る」
昨日(3/18)に新規上場した「日立マクセル(6810)」に、
こんな寂しいことが起きたのです。
新規上場株の初値が
最近で、公募価格を下回る「公募割れ」になったのは、
2013年は12月上場ウィルグループ(6089)だけです。
つまり、裏を返せば、
ほとんどの新規上場銘柄の初値は、公募価格を上回っていたのです。
それが・・・
日立マクセルは、公募価格を下回る結果に・・・。
この日立マクセルは、
時価総額は約1000億円と、大きい銘柄です。
だから、初値が公募価格を大きく上回れば、
公募価格を手に入れた個人投資家の懐が潤ったことでしょう。
そして、その潤った分が、
新興市場に流入する可能性も十分に考えられたのです。
しかし、、、
フタを開けてみると・・・とても残念な結果でした。
実は、今日(3/19)も新規上場があります。
その銘柄は、比較的大型な「JDI(6740)」です。
こちらも注目の高い銘柄です。
ですので、初値が公募価格を大きく上回れば、
株価好転の材料になりやすいでしょう。
しかし、、、
こちらも前評判では・・・なかなか厳しいことが想定されます。
JDIについては、まだ今の時点では分かりません。
ただ、前評判を加味すると、日立マクセルと同様厳しそうです。
もし、再び比較的個人投資家に人気の新規上場銘柄が、
今回のように公募価格を下回れば、、、
それは、個人投資家の投資マインドが、
昨年と全く違った方向に向いていることが考えられるでしょう。
そう、まさにそれは
「冷え込み」です。
株価が中期的に好転するには、
二大投資家のひとりである「個人投資家」の勢いが高まる必要があります。
そして、その勢い指標として活用できるのが、
この新規上場銘柄、つまりIPO銘柄です。
ただ、今回の大型IPO銘柄の状況を見る限り、
個人投資家の勢い復活には、まだ時間がかることでしょう。
また、ここはシステムトレーダーではなく、
一人のアナリストとしてお話しすると、
私の経験則では、今回のように公募割れしたり、
仮に、今日のJDIが公募割れして、相次ぐようなことや
IPO中止の銘柄が出てくると、
それは、新興市場の株価が底打ちのタイミングだと思われます。
思うというより、そういった場合が多いと言ったほうが正しいでしょうか。
これを考慮すると、
新興市場は、もう少し下がる可能性があります。
ただし、一方でおおむね適正水準まで下がったとも言えそうです。
いかがでしょうか。
システムトレーダー以外の方は、
この話を聞いて色々と考えるところがあるかもしれません。
ただ、システムトレーダーの私たちにとっては、
公募割れの話から、新興市場の株価の話をしましたが、
そうは言っても、とくに何も慌てる必要はありません。
どんなときでも、自分の売買ルールを信じて、
シグナルが出ればトレードしますし、出なければトレードしないだけです。
ただ、あまりに相場のことが分からないのも
トレーダーとして、面白くなかったり、
ある程度、相場の見通しを知り、精神的な安心材料として使いたいのであれば、
こういったIPO銘柄の動向をみておくと、一つ目安になるでしょう。
そういった意味では、
まず、今日の「JDI(6740)」動向に注目ですね。
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西村 剛
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