日経平均株価、続落・・・



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

この記事を見てください。

https://sys-tatsu.com/investmentnews/?p=1746

 

昨日(4/9)日経平均株価は
前日比2.1%下落の14,299円69銭で終了しました。

ただ、日経平均株価を見ると、
ずいぶん下がった印象ですが、

個人投資家の動向を表す指標の一つである
「東証マザーズ指数」は、前日比1.2%下落でした。

日経平均株価の下げ幅と比較すると、
小幅でした。

 

これを考慮すると、今の株価の下落の傾向は、
日経平均株価に採用されている大型株中心の下落だと言えそうです。

そして、、この状況を見る限り、
記事にあった統計的傾向が、信憑性を増してきています。

だからこそ、今の下落が続く状況に
システムトレーダー以外の皆さんは、焦っているかもしれません。

「いったい、どこまで下落が続くのだろう・・・」と。

 

ただし、そうは言っても

日経平均株価も、3日間で700円ほど下落していますので、
裁量トレードをしている皆さんは、

「そろそろ底だろう」

と淡い期待を抱いているかもしれません。

 

確かに、チャートの形を見たり、
これまでの経験則から、そう考えるのも無理はないでしょう。

 

しかし、、、
もし、そう考えている人がいれば、それは「危険」です。

まだ、底打ちと考えるには早いです。

 

株式市場が、底打ちする局面では、
多くの銘柄がいっせいに暴落し始めます。

そして、その暴落数がある程度そろったところで底打ちする傾向があります。

 

ですが・・・
昨日の段階では、まだ暴落と言える下がり方をしている銘柄は、ほとんどないのです。

きっと、システムトレーダーのあなたであれば、
あなたもこのような「暴落銘柄の定義」をお持ちでしょう。

 

私の場合は、暴落銘柄を、

/////////////////////////////////////////////////////

○終値と25日移動平均線との乖離率が-25%以下 かつ
○終値と5日移動平均線との乖離率が-10%以下

/////////////////////////////////////////////////////

と定義しています。

 

そして、この定義に合致する銘柄数を日々見て、
数字で、その日、その日の株式市場の動向を確認しているのです。

ちなみに、
昨日の終値時点で、これに該当する銘柄は「2銘柄」しかありません。
前回の暴落局面であった2月は、「137銘柄」でした。
それと比較すると、
まだまだ、暴落と言える水準ではなさそうです。

だから、私は今週下落が続いていても
まだ、底打ちではないと判断しているのです。

そして、あの記事の中にあった傾向を考慮すると、
さらに、その判断に信憑性が増してくるのです。

 

いかがでしょうか?

私たちシステムトレーダーは、売買ルールを利益を上げるための方法だけでなく、
こういった市場分析にも活用することができます。

もともと、株価が上がろうが、下がろうが関係ないですが、
だからこそ、周囲のトレーダーがどれだけ焦っても、
こういった数字分析の結果で冷静な判断をし、安定した気持ちでいられるのです。

そして、その安定した気持ちは、
着実なトレードと、着実な利益につながります。

だからこそ、私たちシステムトレーダーは、
周囲の動きとは関係なく、どのような環境でも、
しっかりと利益を上げることができるのですよね。

あっ、システムトレーダーのあなたであれば、
ごくごく普通の話をしてしまいましたか?

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。