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From;西村剛
名古屋の会議室より、、、
今、名古屋でのコンサルティングが終わったところです。
昨日は、大阪、今日は名古屋と、
特別プログラム受講者の皆さんが集中している地域を回っています。
昨年末に、この特別プログラムの募集案内を
ご覧になった方は、記憶しているかもしれませんが、
そのときの募集で、30名の皆さんが一流システムトレーダーへの
第一歩を踏み出しました。
また、そのときの募集は、特別プログラム第6期でしたので、
この特別プログラムの受講者は、1期~6期を合わせると、
100名近くいます。
ということは、、、
この特別プログラムは、一流システムトレーダーを短期間で育成する
いわば「日本版 タートルズ」のようなものですので、
今年が終わるときには、100名近い一流システムトレーダーが巣立つことでしょう。
話はそれましたが、
100名近く、全国に受講者の皆さんがいるので、
こうやって、出張コンサルティングに回っているのです。
さてさて、今回は、その名古屋でのコンサルティングの際、
これまた、あなたと共有したい、良い話があったので、
それについてお話しします。
これは、コンサルティングを行いながら、私が気が付いたことです。
その気が付いたこととは、、、
「システムトレード上級者が作る売買ルールと、初心者が作る売買ルールの違いは何か?」
ということです。
あなたは、この違いは何だと思いますか?
けっこう難しい質問ですよね。
やっぱり、テクニックですか?
それとも、使っている条件式(テクニカル指標)ですか?
はたまた、売買ルールの運用数ですか?
残念。。。
どれも、違います。
その答えは、先日行ったセミナーの中にありました。
そのときは、受講者の皆さんが作成した売買ルールを、
私と斉藤正章さんでチェックして、改良ポイントをアドバイスするというものでした。
普段、斉藤正章さんはいませんが、
通常ですと、私がマンツーマンで受講生の皆さんの
改良ポイントをアドバイスし、コンサルテイングしています。
だから、いわば公開コンサルティングのようなものですね。
公開コンサルティングですので、
売買ルールを提出した受講者の方は、ドキドキだったと思います。
私は、毎回やり取りしているのでともかく・・・
斉藤正章さんからは、何を言われるのか、緊張したのではないでしょうか。
もちろん、ここまで検証したのだから、
けっこう良いのができただろう!と思う部分が大きいと思います。
その反面、、、
言葉は悪いですが、けちょんけちょんにやられてしまうのではないかと、
心配な部分も多くあったことでしょう。
ちなみに、実際に提出していただいた売買ルールは、
どれも、素晴らしいものでした。
「本当に何回も検証を繰り返した結晶」というのが伝わってきました。
そして、その結晶がついに、
斉藤正章さんの手元に届いたのです・・・
私も、ある意味、受講者の皆さんは我が子のようなものですので、
一心同体の気分で、ドキドキしながら斉藤正章さんの言葉を待ちました。
受講者の方は、私以上にドキドキしたことでしょう。
斉藤さんは、一体何を言うのか・・・
ドキドキの一瞬です。
そして出た言葉が、、、
「もっと、シンプルに」
これでした。
○トレンド判定が複数入っていてトレード回数が減少しています。どちらかひとつで十分ではないでしょうか。
○この条件式とこの条件式はほぼ同じ意味合いですね。どちらかを削除してください。
○成績を良くしようとするあまり、条件式が複雑になっていますね。ばっさりカットしてください。
「え~~~~~~~っ!
あんなに頑張って検証したのに~~~~~~っ!
カットする!?」
おそらく、売買ルールを提出した方の気持ちは、
このようだったかもしれません。
実は、システムトレード初心者の方が作る売買ルールは、
「もっと、成績を良くしよう!」という視点で作成されます。
もちろん、成績を良くすることは、発想として正しいです。
ただ、、、成績を良くしようすると、
良くしようとするあまり、条件式が複雑になってしまい、
売買ルール本来の良さが消えてしまうのです。
言い換えると、その売買ルールが成立する条件が多すぎて、
成立する確率が非常に低くなってしまうのです。
つまり、再現性が低いということです。
一方、システムトレード上級者が作成する売買ルールは、
条件式などが、非常にシンプルです。
「えっ、これだけ?」というものです。
その例として、良いのが、もう見ることはできませんが、
検証ソフト「システムトレードの達人」のデモ版が公開された頃の状態です。
条件式は、皆さんの希望を伺いながら徐々に増やすことが前提でしたので、
デモ版の段階では、斉藤さんが実際に使用している条件式のみ搭載されていました。
確か、10種類なかったと記憶しています。
ただ、その一部は、これは外せないというものが入っていましたので
斉藤さんがそこまで実際に使っているかは定かではありません。
とにかく、それくらいシンプルなもので、
彼は、売買ルールを作成しているのです。
だから、システムトレード上級者の売買ルールは、
その売買ルールが成立する条件が、限界まで少ないので、再現性が高いです。
ということは、つまり実運用で利益を上げる確率が高いということなのです。
また、それは、売買ルールの核となる条件式を
最大限に活かすので、利益はもちろんのこと、「失敗する確率が減る」のです。
いかがでしょうか?
つまり、この違いは、端的に言えば
「シンプルさ」が違うということです。
ただ、あなたに注意していただきたいのは、これはあくまでも「表面」の話です。
本当の違いは、サラッとお話ししてしまいましたが
「成績を良くしよう」という発想と、
「失敗する確率を減らそう」という発想の違いです。
「えっ、それって何が違うの?」と思うかもしれません。
でも、この発想の違いは、とてつもなく大きく成績に影響します。
ぜひ、この違いは、あなた自身で考えてみてくださいね。
■追伸
「時間がないから・・・」「年齢的に・・・」
という言葉は関係なく、本気でシステムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。
というより、、、あなたは、もう読んでいますよね?
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西村 剛
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