株はギャンブル!



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ブログ用1From;西村剛
東京の自宅より、、、

「株って、ギャンブルでしょ?」

こんな、言葉を
もし、あなたが言われたら何と答えますか?

「そうだよ、もちろんギャンブルだよ」

とは、言いませんよね。

毎日、新聞を見たり、ニュースを見たり、雑誌を見たりして、
情報を収集して「コレだ!」という銘柄に投資するわけですから、
ギャンブルではありませんよね。

しかし、、、

もしも、あなたの中で、1%でも「株はギャンブルでも仕方がない」
などと思っていれば、ギャンブルではないと言いながらも
完全否定はできないかもしれませんね。

もしくは、ギャンブルではないと言いながらも、
事実は、心の奥底で、

「競輪、競馬、競艇、パチンコ、スロットよりは、
高確率で利益が得られそうだし、周囲からの目も違うから・・・」

と思っていれば、これまた完全否定できないかもしれません。

もちろん、私はギャンブルを否定するつもりはありません。
娯楽の一つですからね。

ただ、考えて頂きたいのは、
「株は、ギャンブルか?」ということなのです。

これに対して、あなたはどう思いますか?

私は信じています。

きっと、あなたの口からは

「株は、ギャンブルではないよ。科学にできるから。」

と非常に優秀な答えが返ってくることを。

システムトレーダーであれば、当然の答えですよね(笑)

こんな質問、愚問ですよね(笑)

さてさて、なぜこんな話を突然したかと言うと、
ここ最近、驚くべきスピードで、システムトレーダーになるべく
一生懸命勉強している方が増加しています。

その証拠に、システムトレードという言葉は使わなくとも、
似た情報は、メディア等でよく見るのではないでしょうか。

例えば、、、

これは私の記憶の話ですので、正確ではないかもしれませんが、
株価が下がり始めた頃、

「これは、日経平均株価が、○円下がったら売るという
機械的な売買をしている集団が増えたからです。」

などという言葉をとあるテレビ番組で、耳にしました。

ある意味、これは売買ルールの条件式の一つですので、
システムトレードの一部と言えるでしょう。

とにかく、このように増えているのです。

このような背景もあり、
システムトレード初心者の方が急増しています。

あっ、ちなみにシステムトレード人口が増えるといることは、

中上級者の皆さん!気を付けて下さいね!

今まで、斉藤正章さんを追いかける立場だったかもしれませんが、
これからは、これから始める皆さんに、あなたが追われる番です。

追いかけつつ、追いかけられる大変な状況が続きますので、
これまで以上に、気を引き締めて、貪欲に学習していきましょうね!

さて、その話はおいておいて。。。

初心者の方から、最近このような相談ごとが多くあります。

その相談ごととは、

「裁量で手仕舞いしても良いでしょうか?」

ということです。

お~~~~~、これはショックな一言です(涙)

「いやいや、、、それはダメでしょ。その時点で裁量トレーダーでしょ。
もしくは、システムトレーダー+裁量トレーダーだから、裁テムトレーダーか?」

と心の中で悲しい声を上げてしまいます。

この心の声は半分冗談ですが、
半分は本気です。

それは、なぜか?

それは、

「手仕舞いで裁量を入れてしまうと、期待した検証結果が得られない」からです。

システムトレードとは、何度も検証を行い、
あなたが「これなら信じてトレードできる!」と思った売買ルールを作成します。

そして、その売買ルールの検証結果を期待して
実トレードに入るのです。

ただし、これはあくまでも

「売買ルールに従って、忠実に売買したとき」だけに得られる結果なのです。

もしかすると、

売買ルールをもとにしたシグナルに引っかかった銘柄を見て、
それが気になってしまい、短期的な値動きを見て、

「あ~、下がりそうだ。売った方がいいのかな」
「よし、プラス1万円だ。今売ってしまおうかな」

などと、思ってしまうかもしれません。

しかし、これをしてしまうと、
システムトレードは成立しません。

システムトレードとは、

その銘柄をいつ、いくらで買って、いつ売るかまで
明確に定義されています。

しかし、その定義を破ってしまうと、
期待の検証結果は、得られないのです。

良い例か分かりませんが、料理がそうでしょう。

料理は、レシピが決まっています。
砂糖○グラム、塩○グラムなどと、決まっています。

もちろん、料理はある程度好みもありますので、
まさに裁量を入れて、そのグラム数を変化させても大丈夫ですが、

万人にうけるものを作ろうとすれば、グラム数は無視できないでしょう。

作る人の裁量を入れて、塩辛くしたり、甘くしたりすれば、
その好みの人にはうけますが、好みではない人にはうけません。

つまり、安定した結果は得られないのです。

一方、レシピ通りに作れば、賛否両論が限りなく少ない
安定したものが作れます。

そうなのです。

システムトレードも同じなのです。

裁量を入れてしまうと、味付けと同じように、
その瞬間は良いかもしれませんが、違うときに必ず不具合が生じるのです。

もしくは、不具合ではなく、
「期待した検証結果と合わない」というズレかもしれません。

とにかく、遅かれ早かれ不具合は出るでしょう。

しかし、レシピ通りに作るように、
裁量を入れず、きちんとシグナルに従ってトレードすれば、
それは、「期待した検証結果に近い数字が出る」ということになるのです。

当然ですよね。

「レシピ=売買ルールやシグナル」に合わせているのですから。

もちろん、料理の味付けと同じように好みがあるかもしれませんので、
手仕舞いに、裁量を入れてもよいかもしれません。

ただし、それを私は推奨しません。
そして、その場合は、それまで行った検証が全てムダであり、
検証結果は、もう関係ないということを自覚した方が良いでしょう。

厳しいことを言いますが、
それが、当然と言えば、当然のことなのです。

また、こうなってしまうと、
これは「株はギャンブル」と言ってしまうことになります。

これは、あくまでも私の中の定義ですが、
私の中で、ギャンブルとは

「一か八か」という言葉がでる事象だと思っています。

この言葉が出たときは、
全てとは言いませんが、もうデータは関係ありません。

それまで、考えに考えたとしても
それまでに考えたことは、全て無視することになります。

まさに「カン」、まさに「ギャンブル」なのです。

いかがでしょうか?

今日の話は、「うわっ、自分のことだ!」と思った方には、
非常に厳しい言葉に聞こえるかもしれません。

もしくは、私に反論の声があるかもしれません。

でも、これはシステムトレードのあり方であり、
私たちが本当に普及させたい姿なのです。

これまで過去に何度かお話ししましたが、

「トレードは科学」です。

つまり、「株は科学」です。

やり方を間違えれば、確かに「株はギャンブル」になります。

しかし、やり方を変えれば「株は科学」になり、
ある程度、想定の結果を得ることができるのです。

その証拠が、先日からお伝えしている
逆張りの売買ルールで、この暴落相場でチャンスを得た人たちの言葉でしょう。

あなたは、どうしますか?

他人から

「株はギャンブルでしょ?」と言われたとき、

このまま、心の片隅で「それは否めないかもしれない・・・」と思い続けるか、

それとも。。。

もう、あなたの進むべき道は、見えたのではないでしょうか。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。