なぜ、好決算なのに株価が下がるのか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

2014年3月期の決算発表が本格化してきました。

毎年、この決算発表のタイミングは、
多くの個人投資家が、その発表をもとに大きく動くときでしょう。

 

ですが、、、
私たちシステムトレーダーにとっては、
当然のことながら、決算の内容が良くても、悪くても関係ありません。

持っている銘柄に「売りシグナル」が出れば売りますし、
反対に、「買いシグナル」が出れば買うだけです。

いつも通り、シグナルに従って、
淡々とトレードしていくだけなのですが・・・

 

システムトレードとは全く別の観点で、
この時期の株価を見ていると、こんな疑問は出てこないでしょうか?

「あれ?この会社の決算は良かったはずなのに株価は下がっているな。なぜだ?」
「すごく悪い決算だったのに株価は上がっているな。なぜだ?」

という疑問です。

 

これには、面白い裏があります。
せっかくですので、その理由についてお話ししましょう。

思い返してみると、株価と決算発表の関係性というのは不思議なものです。

先ほどの疑問のように、
決算発表と株価が、比例していません。

むしろ、反比例と言っても良いでしょう。

 

では、なぜこの

「好決算なのに株価が下がってしまう」
「悪い決算なのに株価は上がる」

という現象が起きてしまうのでしょうか。

 

あなたは、なぜだと思いますか?

システムトレーダーのあなたにとっては、日々の株価は関係ありませんので、
全く考えない話だと思います。

でも、せっかくの機会ですので
ぜひ、考えてみてください。





では、答えを言いましょう。

 

なぜ起きるかというと、それは、、、

「株価は予想で動く」からです。

違う言い方をすると、決算内容の事実では動かないということです。

例えば、決算の内容が+20%の増収増益だから
株価が上がるのではないということです。

 

では、何で株価は動くか?

それは

『会社四季報』

で動いているのです。

 

つまり、

「会社四季報などで予想されている数字より実際の内容が良かったか、悪かったか」

で株価は動いているのです。

だから、仮に減収減益の良くない決算を発表した企業が
必ずしも株価が下がるというわけではないのです。

不思議に聞こえるかもしれませんが、
あくまでも『会社四季報』の予想よりも、良かったか、悪かったかで株価は動いているのです。

だからこそ、
会社四季報の予想よりも良ければ株価は上がりやすいですし、

どんなに良い決算でも、
会社四季報の予想よりも悪ければ株価は下がりやすいのです。

 

ですので、
もし、あなたが企業の決算を分析するときにしなければならないのは、
実は「会社四季報の予想と比較する」ということなのです。

 

その場合は、
2014年3月期の実績の数字と、2015年3月期の予想の数字と両方について、
会社四季報の数字と比較してみると良いでしょう。

もちろん、すべての銘柄がこのように動くわけではありません。
ただ、一つの傾向としては、このようなことがあるのです。

 

ちなみに、、、
この話ですが、システムトレードに全く関係ないように見えるかもしれません。

ですが、実は会社四季報を使って、
システムトレードにファンダメンタルズ分析を混ぜたようなトレード法もできます。

ヒントは、、、

「会社四季報を使って、銘柄リストを作る」ということなのですが、
これ以上はやめておきます(笑)

そういったこともできますので、
案外、このような情報もシステムトレードに上手く利用できるかもしれませんよ。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。