中期経営計画の不都合な真実、、、



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From;平山修司
東京の自宅より、、、

 

前回「サイバーエージェント(4751)」の記事で、
会社説明会資料には、思いがけない情報が詰まっていることをお伝えしました。

 

他の企業でも良いのですが・・・
実際に会社説明会資料は見ましたか?

こういう小さな行動が、
あなたのすぐ近い将来の利益を左右します。

知った情報は、すぐに行動するクセを付けておくと
良いかもしれませんね。

おそらく、その行動をとったあなたは、
会社説明会の資料を見ることで、企業分析の時間が
一気に短縮できることを実感できたと思います。

ぜひ、今回に限らず、
長く活用してくださいね^^

 

さて、実は前回の記事では

会社説明会資料の中で

「中期経営計画が発表されている企業」に

私は注目することが多いともお話ししました。

 

今日は、その点について、
もう少し詳しくお話ししましょう。

そうしないと、あなたが間違った情報を手に入れてしまいますからね・・・。

 

実は、、、
企業側から発表されている中期経営計画を
簡単に信じても良いかというと、決してそのようなことはありません。

中期経営計画で発表している
業績数値などを一概に信じてはいけません。

これは、企業側にとって、
まさに「不都合な真実」なのです。

 

当然のことながら、計画は計画ですので・・・

中期経営計画を発表しているからといって、
その計画は必ず達成されるわけではないです。

だから、、、
もし、中期経営計画を期待して、その銘柄に投資しても
その計画が達成されなければ、あなたの投資は水の泡になる恐れがあります。

 

そこで、では中期経営計画を見る際に
どのような点に注意して見ているかをご紹介したいと思います。

私が注意している見ている点は以下の3点です。

/////////////////////////////////
○1.中期経営計画の具体性
○2.中期経営計画の実現性
○3.過去の中期経営計画
/////////////////////////////////

 

1つ目から説明しましょう。

1つ目の「中期経営計画の具体性」ですが、
計画を達成するために、必要なことが具体的に書かれているかを見ます。

中には中期経営計画で3年後の売上と利益を
2倍にするような計画を発表している企業もあります。

売上と利益を2倍にする計画を発表していると聞けば、
投資したくなってしまいますよね。

しかし、売上と利益を2倍にする計画を発表していても、
希望的観測のような計画では達成されることはないでしょう。

もし、中期経営計画で売上と利益を2倍にする計画があるということは、
現在の売上・利益とその分だけ大きなギャップが生じているということです。

現在の売上と利益を2倍にするためのギャップを埋めることができる
具体的な道のりがないと、その計画は「絵に描いた餅」になる可能性があります。

計画は「絵に描いた餅」にならないようにするためには、
売上と利益を2倍にするためのギャップを
「どの事業」で、「どれだけ伸ばす」かが書かれていると良いでしょう。

このように中期経営計画では
単に売上と利益を伸ばす計画が書かれているだけではなく、
「現在とのギャップ」と「そのギャップを埋めるための内容」が
書かれていると達成される確度が上がると言えるでしょう。

 

2つ目の「中期経営計画の実現性」ですが、
中期経営計画で具体的な内容が書かれていても、実現できないこともあります。

それは中期経営計画の内容に無理があるときです。

例えば、現在の事業とは全く関係の無い
新規事業で売上と利益を伸ばすような中期経営計画でしたら、
達成する可能性は低いと言えるでしょう。

あくまでも現在、保有している会社の事業の強みを
活かしたような内容でなければいけません。

現在の事業の強みを活かし、
シナジーを生むような内容になっているかを見ると良いでしょう。

 

3つ目の「過去の中期経営計画」ですが、
過去に発表した中期経営計画がないかを確認します。

そして、その過去の中期経営計画があるようでしたら、
過去の業績は中期経営計画にそって実現されているかを見ると良いでしょう。

過去の中期経営計画とは全く異なる低い業績を残しているようであれば、
その会社の中期経営計画は信頼性が低い、中期経営計画と見ることができます。

投資家向けページなどで過去に発表されているニュースをさかのぼって、
過去の中期経営計画の内容と、その計画が計画通りに実行されているに注目して下さいね。

 

以上が私が中期経営計画で注意して見る3つのポイントです。

私がお伝えした3つのポイントがしっかりと
中期経営計画に盛り込まれているかを確認して、
読むようにして下さいね。

簡単にすぐ良い銘柄を見つけることはできませんが、
このように中期経営計画に注目することで大化けする企業を見つけ出すこともできます。

ぜひ、実行して大化けする企業を見つけ出して下さい!

あとは、あなたの実行あるのみです^^

なまえ

 

 

 

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量