私の損切り失敗談



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From;平山修司
東京の自宅より、、、

 

これから、私の恥ずかしい過去を話します・・・

恥ずかしいというより、、、

あなたにとっては、

「こんな間違いしていませんか?」

という内容でしょう。

きっと、あなたは私のような間違いは
していないと思いますけど、、、

ただ、もしかすると
あなたも、こんな間違いをしてるかもしれません・・・。

 

本決算発表の時期が過ぎました。

決算数値や会社説明会資料を見ながら、
有望な銘柄探しはできましたでしょうか。

本決算の発表のピークを過ぎて、
まだ間もないので、銘柄選びは完了していないかもしれませんね。

 

もしかすると、その銘柄選びで、
こんな指標を活用している方も多いかもしれません。

それは

「PER」です。

 

PERとは、Price Earnings Ratioの略で
日本語では株価収益率と呼ばれています。

このPERは、

【PER=株価÷一株利益】

という計算式で出てきます。

端的に言うなら、この指標は、
「割安な銘柄を選ぶ際のモノサシ(基準)」として使われます。

割安な株が見つかるなら、
非常に便利そうですよね。

たった、これだけの計算式で見つかるのですから。

 

ただ・・・
やはり、カンタンに見えるものほど何かがあるのか
実は、ここに落とし穴があったのです・・・。

今、はじめてPERを知った方は、
「なんだ~、それだけか~。なら、自分にも今できるな!」と思うかもしれません。

でも、、、
このPER、非常にクセモノなのです。

なぜなら、、、
PERはそのまま使ってしまうと、こんな間違いをする可能性があるからです。

私は、その間違いを過去に犯してしまいました。。。

 

私は、このPERで、一つ重要な要素を抜かしてしまっていたのです。

その重要な要素とは、、、
「企業の将来の姿」です。

PERは、「今期業績予想の一株利益」をもとに
以上の計算式で算出されます。

今期だけの業績予想をもとに算出しているので
将来のことは一切考慮されていないのです。

それは、そうですよね。

決算書などには、将来の数値は入っていませんからね。

 

だから、仮に成長力がある企業であっても
その成長力は一切考慮されずに、
現時点での実力だけでPERの数値が算出されてしまうのです。

違う言葉で言えば、
「潜在能力」が考慮されていないということですね。

 

そうなのです。

このPERは、将来の企業の姿もある程度考慮しないと
非常に危険なことがあるのです。

実際、私は投資初心者の頃、
このPERの数値を鵜呑みにして、
割安だと思った「ある半導体商社」を購入したことがあります。

 

当時、その半導体商社のPERは5倍から10倍くらいでした。

他の銘柄のPERは15倍くらいでしたので、
その他の銘柄よりも非常に割安でした。

私はこのPERの数値の低さだけに着目して、
割安だと判断し、買い付けてしまったのです。

しかし、その半導体商社はその後、業績が悪化・・・。

そして、業績が悪化したことで一株利益が減少し、
PERは20倍近くまで上昇してしまいました。

PERが20倍近くまで上昇し、
割高感が感じられたことで売りが出て、株価は下落・・・。

残念ながら、私は損切りしなければならなくなりました。

 

完全に、私の「間違い」です。

買い付けた当時はPERが低く割安だったのですが、
その後、業績が悪化したことでPERが高くなりしました。

結局、他の銘柄よりも割高な銘柄になってしまったのが損切りの原因です。

私は買い付けたとき、PERの数値の低さにしか注目しておらず、
その企業の将来の業績を考慮していなかったのです。

 

例えば、現在、PER15倍のA社とPER30倍のB社があると、
PERの単純比較ではA社の方が割安でB社の方が割高と判定されます。

しかし、もし、来年にA社の一株利益が50%減少し、B社の利益が50%増加すると、
A社のPERは30倍、B社のPERは20倍となり、来年はB社の方が割安になります。

私はA社を買い付けて失敗してしまったのです。

 

PERは来年以降の企業の将来は反映されていません。

現在のPERの数値だけで判断してしまうと、
私のような失敗をしてしまう可能性があるのです。

私はこの経験をいかし、現在ではPERを比較する際は
数年先の企業の将来性も考慮して、一株利益を算出し、
数年先のPER比較も行うようにしています。

 

東証一部の銘柄よりも、特に東証マザーズなどの新興市場の銘柄は
今回お伝えしたPERの落とし穴に注意して、数年先のPER比較すると良いでしょう。

そのようにしないと私のように将来性のある企業を見落としてしまい、
現在のPERが一時的に安いだけの銘柄を買い付けてしまいます。

ぜひ、今回お伝えしたPERの落とし穴もしっかりと身に付け、
将来性のある企業を見逃してしまわないように注意して下さいね。

なまえ

 

 

 

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量