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From；平山修司
東京の自宅より、、、
仕事中にトイレに行き、
携帯電話で株価のチェックをして、
「前日よりもその銘柄が5,000円下がって、損している・・・。」
と落ち込んだり、
会社に向かう電車の中で、日経新聞の株価欄を見て、
「昨日の終値では3,000円マイナスだから、
お昼の食事代なら、3食分くらい損しているな・・・」
かつて、私にはこんな日々を送る
個人投資家時代がありました。。。
今思えば、
なぜ、こんな日々を送っていたのだろうを思ってしまいます。
でも、そんなことを
当事者である私は全く気が付かなかったんですよね。
ただ、これは多くの個人投資家が
陥る状態です。
だから、もしかすると、
あなたも私のこの過去のことに共感して
いただけるかもしれません。
さて、なぜこんな話をしたかですが、、、
今日は、ちょっと、
あなたが気が付いていない
「個人投資家の強み」についてお話したいと思います。
どうしても、
個人投資家というのは、プロフェッショナル集団である
「機関投資家」と比べれば、弱者に見えてしまいます。
そのスキル。。。
その資金量。。。
その情報量。。。
どれをとっても、機関投資家に
私たち個人投資家は劣っているように感じてしまいます。
ですが、、、
実は、私たち個人投資家は、
機関投資家よりも、はるかに大きな「強み」を持っています。
あなたは、この強みが何か
分かりますか？
せっかくですので、ちょっと考えてみてください。
・
・
・
・
・
いかがですか？
考えは出てきましたか？
「う～ん」
「・・・」
となっていそうですよね(汗)
あまり伸ばしても意味がないので、
さっそく答えを言いますが、、、
私たち個人投資家が持つ強みとは
『時間』
です。
「えっ、そんなこと？」と、あなたは思ったかもしれません。
でも、これ非常に重要な強みなのです。
例えば、、、
機関投資家には、プロである以上「ノルマ」があります。
だから、
「6ヶ月毎にＴＯＰＩＸを上回らないといけない」
「日経平均株価を上回る成績を残さないといけない」
という見えない決まりや暗黙の了解があるのです。
しかも、立場上、
お客様の大切な資金を預かっているので、
常に結果を求められます。
特に厳しいのが、
3ヶ月や6ヶ月ごとに運用状況報告を行うことがあり、
その期間での運用結果を強く求められます。
だから、私たちは「長期的視点で利益を上げ続けること」を
トレードの成功の要素の一つにしていますが、
彼らは、、、
長期なんていうことは、お客様にいうことができず、
常に、瞬間、瞬間の結果を求められるのです。
おそらく、あなたが資金を預ける立場であればそうでしょう。
プロに頼んでいるのだから、常に結果を出してくれ、
という気持ちにならないでしょうか。
まさに、それです。
ですが、、、
私たち個人投資家には、そういった時間の縛りがありません。
個人投資家の多くは、
その資金に関しては、生活費すべてをつぎ込むのではなく、
すぐに使わない、余剰資金を使っていると思います。
だから、プロの機関投資家と違い、
すぐに結果を求めなくても良いのです。
もちろん、すぐに結果が出るにこしたことはないですが、
必ずしも、3か月後、半年後と結果を求めなくても良いのです。
それこそ、考えを変えれば、
「数年後にプラスであればOK」ともなるのです。
しかし、、、
常に結果を求められる機関投資家は、
こんな悠長なことを言っていたら、お客様から怒られてしまうので、
気持ちが追い込まれ続けるのです。
でも、まさにこのころの私は
個人投資家でありながら、機関投資家の精神でした。
毎日、毎分、毎秒、、、
株価が気になって仕方なく、
仕事中にトイレに行き、携帯電話で株価のチェックをして、
「前日よりもその銘柄が5,000円下がって、損している・・・。」
と落ち込んだり、
会社に向かう電車の中で、日経新聞の株価欄を見て、
「昨日の終値では3,000円マイナスだから、
お昼の食事代なら、3食分くらい損しているな・・・」
などと、くよくよしていました。
ですが、、、
あるとき、私たち個人投資家の強みは
「時間だ！」と考えた瞬間があり、何かが私の中で変わりました。
すると、
私の考えは、「数年後にプラスであれば、良い」となり、
瞬間瞬間の株価の動きで、くよくよすることがなくなったのです。
そして私は、より長期的な視点を持つことができたことで、
成長性の高い銘柄に長期投資できるようになったのです。
その後の私はというと、
不思議なもので、精神的なゆとりができたことで、
結果として、そのリターンも得れるようになったのです。
個人投資家はプロの機関投資家よりも
「銘柄分析するスキルがない」
「資金が少ない」
「情報が少ない」
などとデメリットを感じがちです。
しかし、これまでの話のように私たち個人投資家は、
機関投資家にはない「時間の強み」を持っているのです。
でも、、、
多くの個人投資家は、そんな強みには気が付かず、
日々、株価を気にして、自分の資産が増えたかどうかを
確認してしまいがちです。
でも、それに気が付ければ、
より長期的な視点で株式投資に取り組むと、
気持ちにゆとりが出てくることでしょう。
実際、私も個人投資家時代に、この考えを持つことができてからは、
それまでの私のように、日々の株価の動きが気にならなくなり、
ゆとりを持って投資ができるようになりました。
あなたも、個人投資家ならでは強みである「時間の強み」をいかして、
ファンダメンタルズ投資に取り組むと良いでしょう。
ただ、それには繰り返しになりますが、
私たち個人投資家の強みを十分に活かす必要はありますけどね。
さ～、あなたも自分の強みが分かりました。
あとは行動あるのみです。
いかがですか？
あなたは、すぐに行動できる個人投資家ですよね？
あとの動く動かないは、あなた次第です。。。
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