東証マザーズにダマされるな!



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

 

これは、実在する
44歳男性の話です・・・。

彼は、仕事は仕事で、
その職種では素晴らしいスキルを持ち、
引っ張りだこです。
だから、仕事では困ることがないでしょう。

 

と同時に、彼には面白い趣味がありました。

それは、、、

「ケーキ作り」
「そば打ち」

などなど、決して料理に限った話ではないのですが、
どちらかと言えば、料理に惹かれることが多く、
そっちの趣味をたくさん持っていました。

 

だから、、、
ケーキにはまったときは、
子どものために「キャラクター」のケーキを作って、

ピカチュやら、アンパンマンやら、
とても素人とは思えないほどの出来栄えで作っていたのです。

加えて、ケーキはスポンジから焼くらしく
ケーキを作る前日は仕事を休んでしまうほどの入れ込みようです。。。

思わず本職は何だよ!って言いたくなるくらい
そのケーキ作りに熱中したようです。

 

そして、、、
そば打ちも例外ではありません。
やっぱり、驚くくらい熱中したようです。

それこそ、彼は道具にこだわるタイプらしく
そば用の包丁をそろえたりして、
そのはまりようといったらスゴイものがありました。

たまたま友人が、そば打ちを始めると聞けば、
その人のために、同じ包丁を用意してしまうほどでした。

 

しかし、、、

これ・・・
全て、4年以上前の話・・・

今は、どちらも続いていないのです。

 

そう、、、
まさに彼は「熱しやすく冷めやすい」性格だったのです・・・

あなたの周りにも、
こういうタイプの人はいませんか?

ホント、あの瞬間の入れ込みようには
驚き、驚愕、唖然、、、とそんな言葉しか見当たりません。

にも関わらず、、、
その熱が冷めると、驚くくらいなくなってしまう・・・
そんな人、必ず周囲に一人はいるでしょう。

 

そして、実は、、、

この「熱しやすく冷めやすい人」ですが、
これは、トレードの世界にも存在します。
あなたは誰だと思いますか?

もしかすると、それはあなたかもしれません・・・。

 

昨日は、木曜日。

ということは、、、
7月第4週の「投資主体者別売買動向」が発表されました。

http://www.tse.or.jp/market/data/sector/
(『東証 : 投資部門別売買状況(株券/CB)』より引用)

注目している海外投資家と信託銀行の動向ですが、
以下のような数字がでました。

 

○海外投資家:1533億円の買い越し(前週は868億円の買い越し)
○信託銀行:162億円の売り越し(前週は276億円の売り越し)
○個人:1732億円の売り越し(前週は1161億円の売り越し)

 

7月第4週は、
日経平均株価が約1.6%上昇しましたので、

今の株式市場は外国人投資家が
買い支えている状況だと言えるでしょう。

では、外国人投資家が買っている市場は
どこか更に市場別に調べていくと、以下のようなことが分かりました。

 

○東証1部:1538億円の買い越し(前週は1009億円の買い越し)
○東証2部:0.8億円の売り越し(前週は2億円の売り越し)
○JASDAQ:16億円の売り越し(前週は52億円の売り越し)
○東証マザーズ:13億円の買い越し(前週は86億円の売り越し)

 

これを見る限り、
外国人投資家が買っているのは基本的には東証1部です。

ですが、それよりも注目したいポイントがあります。

それは・・・

東証マザーズが「売り越しから買い越しに転じている」

というところです。

 

東証マザーズでは、個人が買い越しで推移しています。
加えて外国人投資家も買い越しになっています。

この基調が続くようであれば、
もうしばらく、東証マザーズ銘柄は堅調に推移する可能性が高いでしょう。

 

こういった状況を踏まえると、
システムトレーダーの私たちにとっては、
東証マザーズ銘柄の押し目買いがねらい目かもしれません。

 

ただ、一つだけ注意したいのは、
東証マザーズのような新興市場は
まさに「熱しやすく冷めやすい」市場です。

言い換えれば「株価が上がるのも早いが、下がるもの早い」のです。

 

だから、目先の株価だけ見て

「あっ、上昇トレンドに入った!」
「まだまだ、株価は上がるぞ!」

などと判断してしまうと、
急に冷めた瞬間に一気にやられてしまう可能性が高いのです。

 

「熱しやすく冷めやすい」まさにこの状況なのです。

 

とはいえ、、、
私たちシステムトレーダーにとって、
その熱しやすく冷めやすい相場がどうこうは関係ありませんが、

もし、市場を把握するのであれば、
決して目先の株価に囚われることなく、

投資主体者別売買動向をみて買っている投資家と売っている投資家のバランスを
しっかりと把握することが重要でしょう。

言い換えれば、需給バランスに変化がないか
しっかりと押さえておく必要があるのです。

 

いかがでしょうか。

システムトレーダーの私たちにとっては、
あまり関連のある話ではないかもしれません。

しかし、目先の動きに囚われないという長期的視点、、、
そして、事象の裏側にある数字を抑えること、、、

こういった部分は、システムトレーダーの私たちにとって、
大変重要な視点です。
だからこそ、ぜひこういう考え方を身に付けておくと良いでしょう。

 

ちなみに、、、

投資主体者別売買動向は、毎週木曜日の引け後に発表されます。

相場動向をしっかり把握するなら、
毎週チェックすることをオススメします。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。