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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、
「秋山さん・・・
あれ作るの高かったのではないですか?
いくらくらいかかりました?」
あれは、先週の土曜日のことでした。
私は、とあるセミナーに参加していました。
ただ、セミナーというより、
いわゆるワークショップや、
いま少しだけ流行りのグループコンサルティングと
言ったほうが良いかもしれませんね。
そこには、10名ほどの参加者いて、
それに参加するには、審査があり、
それを通らなければ、参加できないものでした。
守秘義務契約を結んでいるので、
詳細はお伝えできませんが、、、
それなりの参加費を払って、
それなりのメンバーがそろっていますので、
会場も、それなりの豪華さでした。
10名で使用するには、
十分なほどの広さで、
一人一人が発表するに最適な機材がそろい、
内装も、クリエイティブな雰囲気で、
少人数のセミナーをするにはとても良い場所でした。
さて、このセミナーですが、、、
そのときが、全4回のうち、初回ということもあり、
参加者全員が、非常に緊張していた状態でした。
それこそ、私はその主催の会社のセミナーの
ある意味常連ですので、知っている人は多いです。
ですが、、、
この絞られた人数のセミナーには、
これまで全くあったことがない人ばかりがいました。
そして、、、
いよいよ、セミナーが始まりました。
講師が登壇し、、、
さっそく、開始です。
しかも、、、
本当にいきなりで、事前課題として出されていた
「成功事例レポート」の発表がはじまりました。
しかも、しかも、、、
トップバッターは、
「じゃ~、秋山さん。お願いします!」
と講師が口を開き、いきなり私が始まったのです。
私の心の中では、「え~~~~~っ!」という感じでしたが、
まっ、しょうがないだろ~という思う部分もあり、
だって、その主催者の人たちが
私を良く知っていますからね、
だから、私がトップなのは必然なのでしょう。
いよいよ、私の報告が始まりました。
私は、全員に配布されているレポートを手に取り、
レポートの説明をしました。
ただ、レポートをそのまま読んだのでは
読めば分かることですので、極力そこにはない情報を伝え、
全体像を伝え、今後の課題について伝えました。
すると、、、
私のレポートに、参加者が一気に食いつきました。
「秋山さん、これはどうやってこのような結果が出たのですか?」
「秋山さん、この部分気になるので、もっと教えてください」
「秋山さん、この次の展開は何を考えているのですか?」
などなど、質問の嵐でした。
そして、気が付けば、1時間30分・・・
そのセミナーでは異例の長さで、私の発表が終わりました。
ちなみに・・・
他の参加者は、30分程度でした。
だから、いかに私の報告が、みんなに注目されていたかが分かるでしょう。
そして、、、
報告が終わり、席に戻ると・・・
私の左隣に座っている
年齢は、私の3つくらい上だと思われ、
少し気弱そうな男性が、私に声をかけてきました。。。
それが、、、
「秋山さん・・・
あれ作るの高かったのではないですか?
いくらくらいかかりました?」
という言葉でした。
私は、どう回答してよいか分からなかったのですが、
というより、、、
このセミナーの参加者に、そんなことを聞かれるとは思わなかったのですが、、、
ひとまず、正直な値段を言いました。
「ちょっと記憶は曖昧ですけど、、、
たしか、5万円だった気がしますよ~。
いっても7万円じゃないですかね~」と。
すると、、、
その男性は、非常に驚いた表情で、
「え~~~~~~、何十万かかっているかと思いました。
何で、そんなに安くできるんですか?」
と私に言ってきました。
ちなみに、この値段は、相場があってないようなものなので、
安く探す気になれば、いくらでもどうにでもなります。
ただ、相場がないと言っても、
何となくのものがあります。
だから、その男性にとっては、驚きだったのでしょう。
ただ・・・
一つ言えるのは、この男性は大きな勘違いをしていました。
それは、、、
私が作ったものは、
「最初から、その状態であったわけではなく、
徐々に改善を重ねて、最終的に今の状態になった」ということなのです。
もちろん、それを作るのに、
私は多少の技術を持っているので、改良は自分でできてしまうという部分はあります。
ですが、、、
そうはいっても、それを作るのに、足掛け3年はかかりました。
だから、今の今、そうなったわけではないのです。
そろそろ、トレードの話をしましょう。
まれにの話ですが、
システムトレードで売買ルールを作ろうとすると、
最初から完璧なものを作ろうとする人がいます。
というより、、、
完璧なものができないと、
システムトレードはダメだと見切りをつけて、
システムトレードを止めてしまう人がいます。
でも、それってどうなのでしょう?
私からすれば、あの男性が「高かったでしょう」というように、
売買ルールを作るのに、いきなり高いレベルを求めているのではないかと思います。
ただ、それはいきなりは
やはり、非現実的なのではないでしょうか。
斉藤正章さんも、西村も、
はじめから、完璧な売買ルールを作ることはできません。
それこそ、ボツ作は相当数あります。
しかも、実運用ができる売買ルールを作るまでには、
少しずつ少しずつの改善を重ね、高いレベルに持っていくのです。
だから、いきなりスゴイものができるわけではないのです。
いかがですか?
あなたは売買ルールを作るのに、
いきなり完璧を求めていませんか?
■追伸
本気で一流システムトレーダーに
なりたいあなたは、まずこれを読むのが良いかも。
というより、、、あなたは、もう読んでいますよね?
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