もう1回で、12回目・・・。



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ブログ用.2
From;田村祐一
八丁堀の事務所より、、、

マズイです。

1年までリーチです。

今回も惨敗です(涙)

これで何回目でしょう。

たしか、、、11回目の気がします。

もう1回で、12回目・・・。

ということはつまり、、、

これは毎月1回添削を受けていることですので、
約1年も同じことを言われているのということなのでしょうか。

「う~ん、浅すぎるわ~~~~」

「というか、、、つまらん。」

「う~ん、これ読み手が読んで面白い?」

「というか、、、自分には面白くない。」

「う~ん、これ何からパクッた?」

「というか、、、パクられたほうも、これじゃかわいそうだな。」

「どうせパクるならさ~・・・・・・・・・・」

あとの言葉は、思考停止の
私の頭の中には、入ってきませんでした。

出るわ、出るわの暴言とも聞こえる言葉のオンパレード。
毎度のことながら、よくもあの先輩はこんな言葉がでるものです。

そろそろ、奇声でもあげて、
反論してやりましょうか?

もちろん、冗談ですが(笑)
とにかく、今回も惨敗でした。

私は毎月執筆の練習として、
レポート作成をしています。

そんな中、毎回例の先輩に添削を受けているのです。

そうしたところ、
私の書いた内容に対して、あんな言葉が出てきたのです。

せっかく、私が自信を持って書いたのに
あんな言い方をしなくても。。。

掌をグーにして、グッと力を入れてしまいました。

そんな姿を見ると、

「あっ、怒っちゃった?」

と先輩が言ってきました。

心の中で、「そりゃそうでしょ。人の自信作をつまらないとか言うのだから・・・」と思いました。

しかし、読み手が面白くないというのであれば、
それまでです。

私がいくら「自信作です!」と言っても、
読み手の方が、「面白くない」といえば、それまででしょう。

社内では、常に評価軸は自分ではなく、
相手にあると話していますからね。

自分がいくら120%の力で頑張りました!と言っても、
実際に、そのレポートを読む方が、

「120%で書いたかもしれないけど、私にはこの内容じゃ・・・」

と言われてしまっては、私の120%は関係ありません。

だからこそ、掌をグーにしながらも
必死に耐えたのです。

そして、、、

そんな姿を見た先輩は、
私に対して、こんな言葉をいったのです。

「あのね、これだけ聞いてもらえるかな。

あれは、もう1年半前かな。戸崎さんに『今日は、なんで株価が上がったのですか?』って聞いたんだよ。

そしたら、戸崎さん何て答えたと思う?

すごいよ。その答え。

雑誌で『ライオン』って答えていたとき以来のすごさだよ。何だと思う?」

私は、グーに力を入れ、怒りやくやしさの感情を殺すのに精一杯だったので、
この質問に対して、冷静に考えることができませんでした。

だから、無言でした。

ちなみに、戸崎さんとは、
人気アナリストランキングで3年連続1位という実績もある
ある意味、もう伝説ともいえるトップアナリストです。

さて、その戸崎さんが答えた内容ですが、
先輩は、こう言いました。

「すごいよ~。たった一言『う~ん、安心感?』って、言ったんだよ。」

私は、この言葉を聞いて、
いったいこの人は何が言いたいのだと思ってしまいました。

すると、先輩はこう続けました。

「この安心感って、言葉だけど、もし、田村クンが人から聞かれて
こう答えたら、どう?相手は、納得する?

じゃ~、例えば、同じ言葉を西村さんが言ったらどう?ま~、許せるのかな。
じゃ~、平山さんがいったらどう?ギリギリ許せるか、許せないかかな。

きっと、そうだよね?

でも、戸崎さんが言うと違うんだよ。同じ言葉なのに。

単純に考えてみて。戸崎さんが言った場合と、田村クンが言った場合、なぜ納得感が違うか?」

なんだか、私はこんな話をされて
馬鹿にされているのかとも思ってしまいました。

いったい何なのでしょう。

この沸々とこみ上げる感情は。

怒りなのでしょうか。。。

それとも、何か違う感情なのでしょうか。。。

そう思いながら、
再び黙っていると、再び先輩が口を開き始めました。

「まっ、今は考えられないかもしれないから、自分が思うところを話すね。

違いはね、『言葉の重み』だと思うな。

これは必ずしも経験が背景にあるとは思わないのだけど
でもそうは言いつつも、経験があったり人生経験が長い先輩方の言葉は、
まったく同じ言葉でも、重みや深みがまったく違うよね。

だから、同じことを言っても、その言葉に背景がやどっている人が言えば、
すご~く深い話になるし、背景がない人が言葉だけ言っても、ただの言葉にしかならないのだよね。」

私は、少しずつ冷静になりました。

なぜ、自分の書いたものが面白くないなどと言われてしまったのか
何か見えてきた気がしました。

それと同時に、これはシステムトレードでも同じではないかと思いはじめました。

システムトレードをはじめた当初というのは、
やはり、その手法自体を取り入れなければならないので、
テクニックを学ぶことに集中します。

それは、当然のことでしょう。

しかし、あるときから

手法も重要だけど「メンタル」が重要だということに気が付きます。

それは、人によってタイミングが違うと思いますので、
一様には言えないと思います。

ですが、誰もがその重要性に気が付くタイミングが
遅かれ早かれあるのです。

そういう意味では、システムトレードとは、
検証ソフトなどのソフトウエアを使う性質上、
同じ設定をすれば、シミュレーション上では、同じ結果が得られます。

しかし、それはあくまでも
シミュレーション上の話であって、現実ではそのシミュレーション結果を
その人がどう扱うかで変わってしまいます。

人によっては、シグナルに忠実に売買するでしょうし、
人によっては、本来やってほしくはないですが、シグナルに裁量を入れてしまったり、
人によっては、これも本来してほしくないですが、シグナルを見ない

ということもあるでしょう。

そして、このように人によって変わる、

すべての要因は、人の「メンタル」に依存しているのです。

だから、まったく同じ言葉を言っても、その人の背景によって違うように、
システムトレードも、まったく同じ設定をして、同じシグナルを見ても、
人によって結果が大きく変わってしまうのです。

つい先日も、、、

「いつも田村さんに、『我慢してシグナル通りいきましょう』と言われているのに、、
ついつい我慢できず裁量を入れてしまって、痛い目を見ました」

という電話をいただきました。

もし、この方が、シグナル通りに売買してたら
その痛い目は回避できたかもしれません。

そう考えると、システムトレードも最後は、「メンタル」の重要だということでしょう。

こんなことを考えていたら、
先輩が何を伝えたかったのか、見えてきました。

言葉に深みを出すために、勉強なのか、経験なのかは分かりませんが、
次は、グッと読み手の感情に刺さるような言葉の裏に隠れた背景を出せるように
今日から過ごしていきたいと思います。

何だか、今日は私の日記のようになってしまいましたね(汗)

■追伸

そうそう、戸崎さんのこの本ですが、いまだに売れ続けています。

http://www.fairtrade.co.jp/r/tfgWL

田村祐一

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。