NISAの120%活用法



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

2014年より導入された
NISA(少額投資非課税投資制度)。

ご存じの通り、NISAは、
年100万円まで投資して得た売却益や配当金に
5年間税金がかからない制度なのです。

 

ただ・・・
このNISAですが、

短期売買を繰り返すシステムトレーダーにとっては
あまり良い活用方法がありませんでした。

だから、私にとって、
それほど注目の制度ではありませんでした。

 

ですが、、、

来年度には、政府がNISA口座について
非課税枠を現状の年100万円から年200万円に拡大することを
検討するとの報道もあります。

 

枠が広がれば、
システムトレーダーにも活用する方法があるのではないかと、
私なりに、その活用方法を模索してみました。

すると、1つのアイデアが出てきました。

今日は、そのアイデアについて
お伝えしましょう。

 

システムトレーダーがNISA口座を活用する方法ですが、

それは、、、

「株式市場が下落すると価格が上昇するETFを使ってヘッジをかける」

ことです。

 

例えば、、、

TOPIXベア上場投信(1569)は、
TOPIXが1%下落すると、株価が1%上昇する仕組みになっています。

ということは、
このETFを仮に100万円購入した場合、
TOPIXが1年間で10%上昇すると、
10万円含み損を抱えます。

そして、TOPIXが1年間で10%下がると、
10万円の含み益を抱えられます。

 

おそらく、TOPIXが1年間で10%上昇する局面では、

システムトレードを実践するあなたは、
それなりの利益を手に入れていることでしょう。

ですので、仮にこのETFで損失を抱えても、
これまでの利益と相殺して税金対策にする方法があります。
もしくは、翌年に持ち越しても構いません。

 

また、TOPIXが1年間で10%下落する局面では、
おそらくシステムトレード実践しているあなたでも、
大きな利益を上げられているかは分からないでしょう。

 

もし、そうであれば、
そのときに、このETFを保有していれば
10万円程度の利益に繋がります。
こうなれば、利益の補てんになりますね。

 

いかがでしょうか。

これまでシステムトレーダーにとって、
あまりメリットの考えられなかったNISA口座ですが、
制度が変われば、ようやく上手く活用できそうです。

「株式市場が下落すると価格が上昇するETFを使ってヘッジをかける」
ことで、システムトレード全体の成績を安定させることが出来るでしょう。

特に、下落相場で特に成績を安定させることができそうです。

 

つまり、総合して言えば、
このNISA口座は、私たちシステムトレーダーは、

「ヘッジ目的」

に活用するのが良さそうなのでしょう。

 

特に、運用資金が大きいシステムトレーダーのあなたにとっては、
これが有効に活用できるでしょう。

枠が広がれば、色々と活用することができると思います。

 

これはあくまでも私が思いついた一つです。

ぜひ、あなたも私のアイデアを一つにきっかけに
あなたのアイデアを広げてみてくださいね。

 

そうそう、、、
NISA口座ですが、あまり公には言っていませんが、

私は「宝くじ銘柄を当てる口座!」と、夢追い人のようなこと
少し前に言っていました。

もちろん、この場合はシステムトレードと
切り離しての話ですが・・・

それくらい、なかなか活用方法がなかったということですね。

ですから、もし制度が変われば、
この「ヘッジ目的」に活用しない手はないかもしれませんね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。