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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
日本株の下落が止まりません。
今週に入り日経平均株価は約5%下落、
東証マザーズ指数は約2%下落しています。
日本株が下落している要因は、
以前からお伝えしているように
世界経済の悪化が懸念され、
欧米の株式市場とともに下落しているからだと考えられます。
また、、、
16日に発表された10月6日から10月10日にかけての
投資主体者別売買動向を見ると、
○海外投資家が約3137億円の売り越し
○個人投資家が2798億円の買い越し
○信託銀行が1230億円の買い越し
となっています。
海外投資家による日本株売りが続いたことによって
日本株の下落が止まらない様相になっています。
加えて・・・
今週の株価下落に関しては、
引き続き海外投資家が日本株を売り越す中、
先週日本株を買い越していた個人投資家が
追証の恐れから日本株を投売りしたことが要因だと考えています。
以上のことを考慮すると、
日本株が下げ止まるかどうかは
海外投資家の動向次第なところがあります。
ただ・・・
明るい材料も出てきました。
1つは、外国人投資家による目先の日本株売りに縮小の兆しが見えてきたことです。
日々発表される外資系証券寄付き前動向
↓
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
を確認すると、
17日はわずかながら買い越しとなっています。
買い越しの幅が、わずかですので一概には言えませんが、
明るい材料なのは確かです。
明るい材料は、もう1つあります。
16日に上場したリクルート(6098)の初値が
公募価格を上回ったことも明るい材料です。
リクルートのIPOによって利益を得た個人投資家の資金が、
新興市場に戻ってくることが期待できそうです。
確かに東証マザーズ指数は17日に上昇しており、
リクルートのIPOが終わったことでそれまで拘束されていた
個人投資家の資金が還流しやすくなるでしょう。
また、追証の恐れから日本株を投売りしていた
個人投資家によるリバウンド期待の資金が再度入ってきている兆しが感じられます。
ですので・・・
この「海外投資家による日本株売りのストップ」と
「個人投資家の資金還流」の2つの明るい兆しが来週以降顕著になってくれば、
来週は日本株が反発局面に入ってもおかしくはないだろうと考えます。
ただし、これはあくまでも楽観的な見方です。
もしかすると来週も今週に引き続き下落する可能性も十分にあるでしょう。
だから、やはり相場が大きく動いている今のようなタイミングこそ、
私たちシステムトレーダーは売買シグナルに従って淡々と
トレードしていくころが大切なのです。
こういったときこそ目先のトレードの勝ち負けにこだわらず、
淡々とシグナル通りトレードしましょう。
それが自信に繋がり、システム トレードで
最も重要な「継続する力」を手に入れることができます。
ぜひ、シグナル通り淡々とトレードを実践しましょう。
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西村 剛
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